俺には霊感があるのか、小さな頃から街中のいたるところで幽霊を見かけては見えないふりをして生きて来た。
勿論、『幽霊が見える』なんて周りに言えば、その瞬間からオカルト好きだの妄言癖だのと揶揄われて虐められると思った俺は、この事を親にも言った事はない。
そんなある日、某スクランブル交差点を歩いた時、奇妙な幽霊を目撃してしまった。
これまでと違うのは、常に『タスケテ…タスケテ…』と、まるで誰かに縋るようにすすり泣いていた。
あまりに不憫だったが、俺はその幽霊に声を掛ける事はなかった。
なんでかと言えば、その幽霊は90度くらいに首を直角に倒して微笑んでいたからだ。
一言で言えば悪寒がしたから近寄らないようにした。
きっとアレは質の悪い幽霊だと、俺の直感が告げていたんだ。
しかし、その幽霊は来る日も来る日も同じ交差点の車道付近で棒立ちして人の往来に『タスケテ…』と囁き続けている。
もしかしたら事故か何かで首の骨が折れてああいった奇妙な体勢にあるのかもしれないと、俺は少しずつ同情心が沸いてきていた。
あくる日、雨がザーザーと降っていた。
俺は今日も交差点を歩いていると、例の女性の幽霊を見つけて「ああ、今日もいるな」と街中の設置物のように遠目に見ていた。
幽霊は相変わらず『タスケテ…』とすすり泣くように往来に囁いているが、こんなに大勢が彼女の前を通り過ぎていても誰一人と立ち止まる事は無い。
そんな幽霊を横目に今日も無視して通り過ぎようとした時だった。
『オネガイ…タスケテ…』
これまで以上に切ない声を聞いた俺の中で、何かが弾けた。
善意ではない。
きっと偽善だ。
俺はこの幽霊を助けたいと思ってしまった。
もしかしたら地縛霊となってこの地に縛られ続け苦しんでいる幽霊なのかもしれない。
俺に出来る事は何一つないが、例えば彼女の話を聞いて霊能者やその道のプロに相談して供養してもらう事は出来る筈だ。
覚悟を決めた俺は傘を目深に被り、幽霊の隣に歩み寄る。
そして、幽霊の隣に立った俺は、軽く深呼吸した後に小さく声を掛けた。
「…俺にできることがあるなら話しきくけど」
まるでナンパするような一声だったが、幽霊は俺の言葉に反応するように体を向ける。
あの90度に曲がった横向きの顔が俺と向かい合うと、さすがに怖くてゾクっとしたが、今はこの幽霊の声に耳を傾けるべきだと思って勇気を振り絞り逃げなかった。
そして、幽霊はこう言った。
『オマエハ呼ンデナイ』
俺はいたたまれない気持ちでトボトボとその場を立ち去った。
怖い
話の尺がちょうどいい
怖いけどなんかわろた
取り憑かれなくてよかった
まさかの、ふられ事案発生に笑った
雨に降られ、霊?にも振られる煙巻さんのカナシミ・・・
振られてんの笑う
待ち人だったら…いや 見つけたら
どうするのだろう?
怖い事しか思いつかない
呼んでないは草
お呼びじゃない?お呼びじゃない。
こりゃまた失礼いたしました。
で、済んで良かったです。この先、何が起こるかドキドキしましたが。
面白かったです。笑
すみません、笑いました
悪い幽霊なのか
ナンパ失敗…
好みじゃなかったのかな??
オチ、思わず笑ってしまいました。
霊にも好みはあるんだ。
草生えた
これは怖いじゃなくておもろい
しつこくない霊でよかった。
悲しいw
じゃあタスケテ言うなよw
思い人が通った時だけタスケテ言えよ。
って思うし、幽霊にそう言ったら何て返ってきたんやろな
面食い幽霊に草
俺じゃなかったってそういうことか
ちょっとかわそう
可哀想