二丁目 巨大地下水路伝説
投稿者:rark (32)
A「なぁ。なんか音せん?声みたいな」
それから五分くらいしたところでAがそんなことを言います。
B「はぁ?声?そんなん聞こえんけど」
どうやらBには聞こえないよです。しかし、僕も同じで、声なんて聞こえない。まぁ風の音だろうということでその場は済んだのですが、今のAの一言は余計僕らの恐怖を煽ります。
またしばらく歩いたところで、今度、僕らは行き止まりに突き当たったんです。僕は内心ほっとして、
僕「行き止まりやん。まぁ巨大地下水路なんてある訳ないし。」
と言って帰ろうとしますが、Aは立ち止まったままで動きません。
僕「A?とした?早くいこーや」
するとAは
「風の音じゃない。はっきり聞こえる。子供の声みたいな。」
僕「いやぁ。でももう行き止まりで…」
するとBが隣の壁を指差して、
B「これじゃない?」
Bの指を刺す方向に目をやると、そこには、真っ黒い鉄製のドアがありました。するとAが、わき目も降らず、ドアノブに手をかけます。
ガチャ…ギー…
どうせ開くはずもないと、たかを括っていた僕の期待は裏切られ、嫌な音を立てて、ドアが開きました。
中を照らすと、そこには、ところどころ錆びた螺旋階段が下に向かって伸びています。
するとAが、
A「こっから声がする。」
と言って階段を降りて行きます。
僕「マジかよ。ホンマに行くん?」
僕らも、慌ててAの後を追います。
僕「おいA待てって」
しかしAは止まりません。そして何より、Aの言う子供の声なんてものは僕には全く聞こえない。すると、
B「なぁなんか音せん?」
と、Bが言います。
自分「声?」
B「いや、ちゃう。水の音みたいな」
この話マジで怖かったし、ラストでrarkさんの才能を感じた。
投稿お疲れ様です。
自作でコレはマジですごい(笑)
rarkです。
ありがとうございます。これからも投稿していくので、頑張ります‼︎
kamaです。タイトルからしてワクワク感がありますねぇ~。大好きです、この感じ。
↑rarkです。Kamaさん!ありがとうございます😊
こういう子供の冒険、恐怖と感動が混ざったの好き
近ずくじゃなくて近づく、ですよ!
非常に面白かったです!
rarkです。↑すみません(;_;)深夜の2時に書いたやつなので所々誤字がありました🙇♂️
俺、C。怖がってくれてありがとう。
“4人くらい集まって”の”くらい”は伏線なんですかね?
めちゃ怖かった