二丁目 巨大地下水路伝説
投稿者:rark (34)
もう夏が近づいているので長編を一つ。
時間のある方はゆっくりと涼んで行ってください。
※この作品はフィクションです。実際の人物。地名。団体などは、一切関係がありません。
(オリジナル自作怪談)
「二丁目巨大地下水路伝説」
小学校6年生の夏休み。周りの空き地にも家が立ち、近くの山とかも、住宅開拓の為に切り崩すので、立ち入り禁止のロープがはられている。公園もボール遊び禁止。と、圧倒的に遊ぶ場所が少なくなった僕らの遊びと言えば、友達の家の前でカードゲームしたり、友達と家の中でDSやったり。なので
「外で遊べ」
と大人に言われても、そんな場所ほとんどない。
夏休みに入って、1週間くらいたった頃。いつも通り友達の家で4人くらい集まって、デュエマやってたんです。4回くらい勝負して、結局、いつも通り強かったAだけが無双していたんですけど。
すると面白くなさそうな顔をしていたCが、
「なぁ。探検行こうぜ。」
と、提案したんです。しかし、先程も言った通り、遊ぶ場所なんて限られているので探検なんかに行く場所はありません。
B「何処に?」
C「二丁目の…地下水路。」
A「いや、俺は行かねーよ?」
普段ノリのいいAが自分のデッキをシャッフルしながら、珍しいことを言います。
A「あそこ。近ずいたらダメって、大人たちにも言われてるだろ?絶対怒られるって。」
Aの言うとうり。Cの言っている、二丁目の地下水路は、地元の子供の間では、いわゆる近ずいたら行けない場所という事で認識されています。子供たちの間では、巨大な地下水路があるなんて噂もあるのですが、なんでも。2年前。まだ小学校2年生の子供たちがそこに入り込み、そのまま行方不明になってしまったとの事。
C「いいじゃん。別に」
何も気にしていないように、Cは言います。
C「別に、バレんかったら大丈夫やろ?しかも、そんな広いわけもないし。もしそんな広い地下水路があったとしても、奥まで行かんかったらいいだけやろ?」
そこからは、AとCの口論になって、僕とBのデュエマの勝負が着いた頃に、ようやくAが折れたようで
昼ご飯を食べたあと、使えそうなものを持って地下水路の入口前に集合しよう。ということになりました。
僕は適当に、庭の倉庫を漁り、懐中電灯と、五百ミリリットルのペットボトルを持って地下水路の入口に向かいます。
入口前に行くと、もうみんなは集合していました。入口と言っても、
人口の川沿いにある、直径1mくらいの小さな穴。
そして、内心みんな少しビビりながら、地下水路に入って行きます。
入ると、整備士が歩く用の通路が伸びています。構造で言えば、
真ん中に水路があってその両脇に通路がある感じ。
地下水路の中は、少しひんやりとしていて、コンクリートって言うか、なんというか独特の匂いがします。本当は固まって歩きたいところですが、なんせ通路の幅も狭ので、Aを先頭に次に僕。B。そして、Cの順で進んでいきます。ところどころ、明かりはあるのですが、かなり暗い。
この話マジで怖かったし、ラストでrarkさんの才能を感じた。
投稿お疲れ様です。
自作でコレはマジですごい(笑)
rarkです。
ありがとうございます。これからも投稿していくので、頑張ります‼︎
kamaです。タイトルからしてワクワク感がありますねぇ~。大好きです、この感じ。
↑rarkです。Kamaさん!ありがとうございます😊
こういう子供の冒険、恐怖と感動が混ざったの好き
近ずくじゃなくて近づく、ですよ!
非常に面白かったです!
rarkです。↑すみません(;_;)深夜の2時に書いたやつなので所々誤字がありました🙇♂️
俺、C。怖がってくれてありがとう。
“4人くらい集まって”の”くらい”は伏線なんですかね?
めちゃ怖かった