明日になれば・・・(加筆修正版)
投稿者:kana (210)
残業を終え、帰宅した私が真っ先にすること。
それは、5歳になる娘の寝顔を眺めることです。
起してしまわないように、そっと見る。
天使のような寝顔を見ていると、仕事の疲れも消えていきます。
ですが最近、そんな娘に異変・・・というか、
不思議な出来事が起きています。
最初に気が付いたのは去年の冬のこと。
娘を連れて買い物帰りの夜道を歩いていると、
「あっ、パパ、お空に白い人がいるよ」と言うのです。
もちろん私の目には何も見えません。
「だんだんゆっくり上にいくよ」と言う。
「あっ、あっちにもいる」
「こっちにもいる」
そんな娘を不思議に思いながらも家路につきました。
翌日のこと。
娘が最初に「白い人がいる」と言っていた所で、
お葬式の準備がはじまっていました。
私は嫌な予感がして、娘が他にも「いる」と言っていた方へ
足を運んでみました。・・・当たりです。
みなさんも経験があるのではないでしょうか?
冬場で急に寒さが厳しくなったりすると、
ご近所で急にお葬式が増えたりするのを。
私の町内だけでも、この日3人ものお年寄りが亡くなっていました。
しかも、すべて娘が「白い人がいる」と言っていた場所です。
そんなことがあってからというもの、
私はできるだけ娘を夜に連れ歩くのをやめました。
夜にはどうしても見えてしまうらしいのです。
一度、クルマで旅行をした帰り道、
たまたま夜に大病院の前を通ったときは大変でした。
病院の上を何人もの白い人が歩き回っており、
しかもそれがとてもキレイだと言うのです。
確認はしていません。
まさか病院へ行って「お宅の病院、昨晩何人亡くなりましたよね?」
なんて聞けるわけもありません。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。