霊感の強い親戚たちの法事では・・・
投稿者:おり (3)
昔から私の家族、親戚連中には霊感の強い人が沢山いました。
予言をして、それが良く当たる物だから職業に変えてしまった人もいますし、いわゆる霊魂が見える力のあるものも複数いて、親戚が集まると、ああだこうだとそういう話でよく盛り上がります。
とくに親戚が集まる席になると先祖の霊がくるというのは、我々一族だけではありませんし、日本の「盆」の習慣は、日本中に支持されていてる風習ではあります。
ただ普通の人たちは、それを可視化する力はありませんので、騒ぎにならず淡々と儀式が日本中で一斉になされても、パニックにならずに進められます。
ただ私たちのような霊感の強い集団の場合、見えないもの、見えるはずのない人が見える力のある連中たちが集まるといつも大騒ぎになります。
「誰かいる気がする」とか「一昨年死んだじいちゃんがそこにいる」とか「10年前に山で死んだ次郎が来ている」なんてことが必ずあります。
そうなると、参加している親戚連中もあまり驚かなくなり、「そうかそうか・・」というくらいの対応でたんたんと法事を進めるようになりました。
去年の盆の時にも親戚が集まりました。
体調不良で直前に入院ということになったおじさん(72歳)を除いて、いつも通りのメンバーが集まって法事を始めていました。
入院しているおじさん以外は黒の喪服に身を固めて坊さんの到着を待っていました。
いつもお坊さんはすこし遅れます。盆の時期はどうしても仕方のない事でした。
すると向こうから小走りに走ってきた人がいて、よく見ると入院していたおじさんでした。
なんとか病院に話を付けて駆け付けて来てくれたのでした。
坊さんの読経が始まっていたので、おじさんはみんなに目で挨拶して、みんなも会釈して応えました。
ただ参列者が真っ黒の衣服なのに、おじさんはブル-の上下て入院着みたいにも見えました。
順番に焼香を上げるときもその格好で上げていました。
一通りの法事一式がおわり、ふと見る後ろにいたはずのおじさんがいませんでした。
我々の親族は霊感が強いので、「おじさん、駄目なのかもしれん」「おじさん亡くなったね」という風に感じたようでした。
実際、病院に連絡を取ってみると昨晩未明に亡くなっていたということでした。
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