実話
投稿された怖い話の中から実話にまつわる怖い話を一覧で表示しています。
実話という一言が添えられるだけで怖い話は一気に怖くなりますね。奇々怪々にある怖い話にも実話と思われる投稿がたくさんあります。
リアリティのある怖い話の数々をお楽しみください。
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実話の怖い話について
最強の怖い話は何か。それはやはり『実話』の怖い話ではないでしょうか。
怖い話は本当にあった実話という一言が加わるだけでリアリティが増し、より一層読む者に恐怖を与えてくれます。
ホラー漫画やホラー小説、ホラー映画のような派手な展開はないかもしれませんが、身近にありそうな実話の怖い話には、実話だからこその不気味さ、恐ろしさが含まれています。
そして何より、次は自分かもしれないという恐怖が実話の怖い話に潜む最強の怖さなのかもしれません。
あなたのすぐ近くにも心霊、ヒトコワ問わず、実話の怖い話が眠っていたりして…。
奇々怪々編集部が個人的に集めた実話の怖い話
これは美容師として働く知人男性のMさんが実際に体験した正真正銘の実話です。
Mさんが美容師として働き始めてから数年が経った頃、Sくんという男の子が見習いとして入社してきました。
おとなしい感じでしたが、とても真面目なSくんは先輩方からも可愛がられていたそうです。
数ヶ月が経ったころ、Sくんの様子が少しずつおかしくなってきました。
営業終了後にマネキンでカラーやカットの練習をするのですが、その際にボソボソと何か独り言を呟くようになったのです。
ボーッとすることも多くなり、何度か話しかけないと気づかないことも頻繁にありました。
それからもSくんの様子は段々とおかしくなっていき、同僚も気味悪がって近づかなくなるほどになりました。
そして最終的には無断欠勤をするうえに、連絡がつかないほどになってしまったのです。
Mさんは、精神的に病んでいるようだったからこのまま退職処理をしてあげようと考えたそうですが、万が一、自宅で倒れていないとも限らないので、店長と一緒にSくんの自宅を訪れました。
Sくんの家はもぬけの殻でした。
実家にでも帰ったのだろうか…。
Mさんは警察に相談することも考えたそうですが、しばらくは様子を見ようということで落ち着いたそうです。
それから1週間ほど経った頃、お店に一本の電話がかかってきました。
「Sの母です。Sは○○湖から死体で発見されました」
Sくんはある地方の湖に身を投げ自殺していたのです。
Mさんと店長はSくんの葬式に出席しました。
一通り葬式が終わった後、Sくんの母親が紙袋を渡してきました。
「これ、湖からSと一緒に見つかったものです。お店のものですよね、お返しします」
紙袋の中にはSくんが練習用に使っていたマネキンの首が入っていました。
Sくんがボソボソと話しかけていたあのマネキンの首です。
突き返すこともできず、マネキンの首を受け取ったMさんでしたが、怖くなりすぐにお寺に持っていき供養してもらったそうです。
何があったのか謎すぎる話でですが、マネキンの首は最後、何を見ていたのでしょうか。
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