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都市伝説

太山みせるさんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

ノストラダムスの大予言
長編 2026/07/16 20:04 176view

 皆さんはその昔、世界中でブームになった“ノストラダムスの大予言”はご存知だろうか?    

 その時はまだ生まれていなかったり、幼かったりした人も、噂くらいは聞いたことがあるのではないだろうか?
 
 実際にノストラダムスが人類滅亡を謳った訳ではないのだが、彼の著書『諸世紀』の解釈を巡って、1999年7月に人類は滅亡する!!という騒ぎはあったのだ。
 

 勿論、人類は未だ滅亡していない。

 そしてこれは、サトルくんから聞いた話だ。

 1999年より2年前の97年、サトルくんは小学校5年生だった。

 
 彼は“大予言”にはあまり興味はなかったが、クラスメートと時々、その話で盛り上がることもあった。

 同じクラスにユリカちゃんという、美人で大人しい女の子がいた。サトルくんが前々から好きだった子で、5年生のクラス替えで初めて同じ組になれたのだ。席も隣で、嬉しくてたくさん喋りかけた。

 ユリカちゃんは、自分からはあまり話さないが、サトルくんの話は真剣に聞いてくれて、笑う所では必ず笑ってくれた。サトルくんを“とても面白い人”と評価もしてくれて、だから益々彼女を好きになったという。
 
※ 

 ある日曜日、サトルくんが家族と家にいると、突然、ユリカちゃんがお母さんと共にやって来た。

「こんにちは、サトルくん。学校ではいつも有難う」
 ユリカちゃんは白い帽子とワンピースで、めちゃくちゃ可愛かった。隣にいるお母さんも白っぽい服に日傘の格好で、

「こんにちは、ユリカの母です」
と、頭を下げた。そしてサトルくんのお母さんに、
「世の中の様々な宗教から、真実を見つけるという教えをやっています。一緒に勉強をしてみませんか?」
と、満面の笑顔で誘ってきた。

 しかしサトルくんのお母さんは、
「そういうのは結構です」
と、ピシッと断り、ユリカちゃん親子は帰って行った。

 翌日学校で、こちらは悪くないと思いながらも、サトルくんはユリカちゃんに謝った。嫌われたくなかったのだ。ユリカちゃんも、こちらこそ突然ゴメンネと謝ってくれた。

 ユリカちゃんが言うには、家族で色々な宗教を合理的に纏めて、それを教えとして広めているそうだ。だから宗教に入っているというよりも、お父さんやお母さんが教祖ということなのだろう。布教は特に、お母さんとユリカちゃんの2人でやっているという。
 

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