この世はあの世と表裏一体なのかもしれない
投稿者:せいぎ (10)
この世はあの世と表裏一体なのかもしれない。
私がこのような考えに至ったのは、大学2年生の時、自殺未遂を経験したことがきっかけでした。
それまで私は、あの世とは、この世から遠く離れた全く別の場所にあって、手の届かない世界のことを指すのだと考えていました。
きっと、多くの人がそんなイメージを持っているのではないかと思います。
しかしながら、それはきっと違うのだと、私は確信したのです。
当時の私は、若さゆえの不安定な気持ちに押し潰されて、頻繁に自殺未遂をしていました。
本気だったかと言われると怪しいのですが、自分の体を傷つけることもありました。
そしてある時、半分冗談のつもりで首に縄をかけたところ、うっかり椅子から足を踏み外し、本当に宙に吊られることになったのです。
息が苦しくなり、恐怖に藻掻いていると、部屋の電気が急に、勝手に消えました。
そして、真っ暗になった部屋の中に、ぼんやりとした人の形のような緑の影がいくつも浮かび、目のある部分には黒い穴が2つ空いていました。
その緑の影たちは、私に注目しているわけではなく、ただ意思もなくそこにあるかのように見えました。
私ははっきりと「あの世」を感じ、最後の力を振り絞って足で椅子を手繰り寄せ、首吊り自殺から生還しました。
全速力でマラソンを走った時のように鼓動が高鳴り、激しく息をするうちに、不意に部屋の蛍光灯がつき、緑の影たちも消えました。
それ以来、私は死のうとすることはやめました。
自分から行こうとしなくても、既にこの世はあの世と表裏一体、コインの裏表のようなものなのかもしれないと、知ってしまったからです。
とても怖い体験。助かってよかったです。生命は大切にしなければ。と改めて思います。
首吊りして亡くなる人は皆それが見えるのでしょうか?
死ぬのは簡単だけど意外に難しい事なんだよね。
又、死にたいと思ったら、誰かの為に生きてみようと思うと頑張れるよ。
そこで終わりにしてしまったら、こうしてお会いすることも無かったのですからね。良かったです