これは私の友人が中学生の頃に体験した話です。
私の母校では夜のプールに向かって「カジさんカジさん、おいでください。」というとカジマと呼ばれる怪異が現れるという噂がありました。
友人がそんなものは嘘だから試してやるというところから始まりました。
私は臆病な性格だったため友人AとBの2人で夜の中学校へ忍び込み噂を試すということになりました。
田舎の学校だったため警備も薄く簡単に進入できたそうです。そして、さっそくプールへ向かい「カジさん、カジさん、おいでください。」と言いましたが何も現れません。
結局嘘だと思いながら帰ろうとしたその時、後ろからおじいさんのような声で「誰でしゅか、貴方たちは」と聞こえたそうです。
すぐに振り返るとそこには誰もいません。
そして、プール側に向き直すとそこにはスーツを着たおじいさんが立っていたそうです。
驚いた2人は素早く走り出し家へ帰ったそうです。
走って帰っている間も「誰でしゅか、誰でしゅか」
という声が聞こえ続けたそうですが、何も起きなかったそうです。
そんな話を次の日の登校中にしていました。
その日の朝礼で、新しい先生としてK先生がきたと紹介されました。
その先生は水泳部の担当となりました。
私と友人A、Bは水泳部なのですが2人の友人の様子が変なのです。
どこか怯えているように見えたので、どうしたのかと聞いてみると新しくきた先生が昨日現れた謎のおじいさんと同一人物だというのです。
2人は部活に行きたがりませんでしたが、無理やり連れて行きました。
その日の部活動はなんの問題もなく終わりましたが、3人で下校していると前にK先生が立っていました。一瞬ドキリとしましたが「さようなら」と挨拶をすると、先生が急に「貴方達でしゅか!」と叫び始めました。何事かと驚いていたのですが瞬きをした次の瞬間にはK先生は消えていました。
次の日2人の友人は病欠しており1週間ほど学校に来ませんでした。そしてK先生は転勤したと伝えられました。
今でもあれはなんだったのだろうと思います。
























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