「 頃 合 い 」
『お迎え』達は邪悪になった。
灰色のもやみたいな姿は、深夜の暗闇でも輪郭がはっきり分かるくらいにどす黒い塊に変わった。顔はやはり見えないが、Cは彼らが喜んでいると感じた。どこに居たのか、気づけば夥しい『お迎え』が来ていた。異形のモノは瞬く間に祖父の体へ累々と覆い被さる。生き物の腐った臭いを嗅いだ気がしたところで、Cは背を向けて自分の寝床へ帰った。
翌朝、祖父は穴という穴から大量に出血して絶命していた。葬儀は滞りなく行われた。Aは火傷の跡を大きく残してしまったものの、祖父のまじないから解き放たれた子ども達は不自由することなく暮らせたそうだ。
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