今日、私は夢を見た。
あの事故の起こった道。雨がぱらぱらと降っている。
「春香?」
あれ?この子は誰だろう。…ああ、事故で亡くなった子だ。春香は私の名前だ。何故私の名前を知っているのだろうか。分からないまま横断歩道を渡って行く。
その時。右側から真っ白な光が飛び込んできた。
千春「危ない!」
背中を押されて前に倒れた。瞬間、後ろで「ドンッ」という音が聞こえた。
其処で目が覚めた。
記憶が少しずつ形を成していく。
そうだ。あの子は…私の所為で死んだのだ。
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あれからずっと私は引っ越さないでいる。そして今日も、
あの事故の起こった日の様に雨の降る音が聞こえてくる。
私「…ごめんね。私の所為で…」
浅山 春香(私)「お姉ちゃんが死んだんだよね。」
入居初日の違和感。それは昔私はあの部屋に住んだことがあったから。
今日は外も雨。私は赤信号の横断歩道を飛び出していった。
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