「大丈夫か?今開けるぞ」
呼びかけに中から返答はない。持ち主が南京錠を外し入り口を開く。その刹那、その場にいた全員が悲鳴を上げた。
中には腐乱した首つり死体が一体、ぶら下がっていたのだ。
「それで、それをモロに見ちゃってさ・・・」
当時を思い出したのか、今にも吐きそうな気持ち悪い表情を浮かべIが当時を思い出しながら、そのときの状況を語った。
「確かに声がしたんだろ?」
「俺ら会話もしたしな」
「でもさ、間違いなく死んでたんだろ?」
「あぁ。腐った死体がぶらんぶらん・・・おえっ、あんときの臭い思い出しちゃった」
Oは嗚咽しながら生々しい死体の状況を説明し始めた。
話は戻り、その後所有者が警察へと連絡。すぐに駆け付けた警察官に三人はそのときあったことを説明した。とはいえもう時刻は18時を回っており、すっかり日が暮れたこともあり、詳しい事情は明日以降ということでパトカーで各自の家に送ってもらったそうだ。
「で、親とか先生とか警察にこのことを話すなって言われてさ」
「へぇ。言いつけ守る程、お前ら真面目だったっけ?(笑)」
「別にそんなんじゃねぇよ。ただな・・・」
「ただ・・・?」
「持ち主の爺さんが凄い剣幕で、絶対に口外するな!ってイキリ散らしたんだよな」
「そうそう、発狂しそうな勢いでさ」
「俺ら、実はその爺さんが殺したんじゃないかって話してたんだよな」
3人の内輪話を遮って質問した。
「それじゃ、その爺さんとやら疑われたんじゃないの?」
「それがさ。その爺さん、そのあとすぐに死んだんだって」
「マジ?」
「マジ。うちの爺さんから聞いたから間違いないと思うよ。だからなんで小屋に首つり死体があったかとか、そういうのわからなかったらしい」
「気味悪いなそれ」
顛末を聞いた俺はその件について興味を持ったものの、当事者である3人もそれ以上は何もわからなかったという。
それから月日が流れ、20年後のこと。
俺はしばし地元を離れていたが結婚を機に戻ることになった。結婚ついでに家探しをしているとき、不動産情報サイトにある土地が目についた。例の小屋があった土地が売りに出されていたのだ。詳細を見ると「瑕疵物件」と表記されていたから間違いない。しかも値段はそこそこで、こんな土地誰が買うんだろうと思っていたらあっという間に売れた。
売れたあとは立派な平屋が建った。注文住宅らしいお洒落な平屋だったが、わずか3か月程で火事に合い全焼している。
丁度その頃、同窓会が催されたので俺は参加した。久々に会う同級生は変わっていないヤツと老けたヤツとで二分されていた。かくいう俺はあまり変わっていないと思いたい(笑)
























発見しただけなのに理不尽過ぎる
呪ったのは首吊りの方ではなく爺さんの方なのかな
淡々とした語り口が、リアルさと怖さを増幅させるいい良い作品だと思う。
友達3人合わせてiOSじゃん
面白かったのですが「嗚咽」の使い方が間違ってるのが気になりました
この話に出てくるoの母です
たたり?コワー
この話に出てくるoの母です 本当?
↑↑俺はoの父だ👨