皆様は、降霊術をしたことがあるだろうか?有名な物だと狐狗狸さんやひとりかくれんぼ、海外ではテーブル・ターニングやウィジャボードなどがある。そもそも降霊術とは、亡人と話す為に出来た物で遊び半分でやっていい物じゃ無いのだ。だが、そんな事も考えず私は友人達A・B・Cととある降霊術をした。これはその時の記録だ。
A「ねえねえ、今夜降霊術しようよ!」
B「えぇ…こわいんだけど…」
私(七海)「そもそも降霊術って色んな種類があるけど、何をやりたいの?」
A「いや〜この前ネットで面白そうな降霊術を見つけてさ〜」
C「私めっちゃ気になる!どんな降霊術?」
A「『海様』っていう降霊術で、必要な物は水と塩とタイマーだけらしい。」
私(七海)「それで…手順は?」
手順はまずタイマーを一時間でセットする。コップに水を入れて、手を三回叩き、目を瞑る。そして合掌したまま「海様、海様、海様、おいでください。」と三回言う。するとコップの水がごぽん、と揺らぐ。終わりは水にひとつまみの塩を入れるだけ。
A「それで〜水がごぽんって音を立てた後一時間目を開けちゃいけないんだって〜。で、一時間の間に必ず霊障が起こるっぽい」
私(七海)「どんな霊障が起きるの?」
A「なんか波の音が聞こえてきたりするっぽい〜」
B「え〜…こわいから私やらなくていい?」
C「折角だし皆でやろうよ!」
B「う〜ん…分かった…」
そしてその日の晩、私の家で「海様」をすることになった。タイマーをセットし、コップに水を入れ、手を三回叩き、目を瞑る。合掌したまま「海様、海様、海様、おいでください」と皆で言った瞬間、「ごぽんっ」と音がした。
その時だった。Bが音に驚いて目を開けてしまったらしい。
B「うわぁ!」
という声とごぽごぽん…という水の音が聞こえた。けれども、この降霊術は途中で辞めてはいけない。
…Bの声が聞こえてからどれだけ経っただろう。ずっと波の様な音と水がごぽごぽ言う音が聞こえる。私はBが心配になりBに、
私(七海)「ねえ、B大丈夫?」
と声を掛けた時、Bが小声で何か話している事に気づいた。
B「…黒い海黒い海黒い海黒い海黒い海…」
「ピピピピピッ」
その時一時間にセットしたタイマーが音を立てた。目を開ける。
その瞬間、全身に冷水を浴びたかの様な悪寒が走った。
…いつもと変わらないはずの私の部屋。けれど、まるで部屋の空間が水で満ちていて、水に墨水を垂らしたかの様に黒く澱んでいる。その中には何かに怯えるようなBの姿があった。
急いで私は水に塩を入れた。
私(七海)「B!何があったの!?」
B「…ろ」
私(七海)「え?」
B「…ぎゃー!!」
A「B!どうしたの!?」
C「とりあえず救急車!!」
























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