それは置いておいて、懐かしい顔ぶれと話をしているとIの姿がないことに気づいた。Sの姿も見えないことから、遅れてくるものだと思っていた。地元を離れていた期間、俺は地元の連中とはほとんど付き合いがなかった。だから仲のよかったIについても全くといっていい程情報がない。そこにOが俺を見つけ、話しかけてきた。
「久しぶり、元気しているか?」
「そっちは?」
Oは隣町で小学校の教師をしているという。俺はしがない会社員をやっていることを伝え、しばし談笑した。そのなかでIとSがいないことに触れたところ、Oは2人につて話をはぐらかした。いまいち要領を得なかったのだが、付き合いがなくなったのか?と俺は勘ぐっていた。
それから2次会に行ったとき、改めてOに2人について訊いた。Oは話しづらそうに口を開いた。
「お前、本当に知らないのか?」
「俺、最近戻ってきたんだぜ。全然知らないよ」
「Iがやばくなったのも知らない?」
Iは10年前に鬱病になり、以来引き篭もり生活をしているという。郵便局員になったIは真面目に仕事していたそうだが、急に職場にこなくなったという。
「Iなんだけど、正直なところ鬱病というより頭おかしくなったっぽい」
Oの話では、例の小屋があったあたりの担当になってからおかしくなったそうだ。奇声をあげながら配達をしているのを何度も目撃され、上から注意されたものの収まることはなかった。そして自宅で首を吊っているのを発見されたが、幸い発見が早かったことから一命は取り留めたが、以来まともに話が出来なくなったそうだ。
「それじゃ表向きは鬱病ってことになってるってことか?」
「そうだよ」
「それじゃSは?」
「Sは俺もわからない。やっぱり10年くらい連絡取ってないから」
Sについては地元の連中は誰もわからないそうだ。幹事に話を聞いたが、Sの実家は10年程前に空き家になっており、以来連絡が取れないとのこと。
「おいおい、IとSがってことはOもやばいんじゃないの?」
俺がふざけ半分でそう脅かすと、Oは少しムスっとした感じで言葉を返した。
「やめろよ。冗談でもシャレになってねぇからな」
「ごめんごめん。でもお前も気をつけろよ」
「わかってる。でももうダメかもしれない」
「何が?」
俺の問いにOは答えることはなかった。
それから少しして、Oが交通事故で亡くなったことを知った。居眠り運転のトラックに正面衝突されたのだ。即死だった。
そんなこんなで長々と書いてきたが、まぁとどのつまり祟りとは割と身近に本当にあるのかもしれない、そんな話である。
























発見しただけなのに理不尽過ぎる
呪ったのは首吊りの方ではなく爺さんの方なのかな
淡々とした語り口が、リアルさと怖さを増幅させるいい良い作品だと思う。
友達3人合わせてiOSじゃん
面白かったのですが「嗚咽」の使い方が間違ってるのが気になりました
この話に出てくるoの母です
たたり?コワー
この話に出てくるoの母です 本当?
↑↑俺はoの父だ👨