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呪い・祟り

ナイトウさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

〇〇中学校の祠掃除
短編 2026/02/20 16:31 238view

私の通った中学校の、とある祠についての話です。

神奈川県の〇〇中学校では、
1年生は夏休み明けに中庭の掃除を強制させられます。

あみだくじで、誰がどこを掃除するか班わけをする。
そういうルールでした。でも不思議なのは、わざわざ「祠」を掃除する班があった事です。

石でできた祠。小さい家のような形で、ちょうど玄関の辺りには、丸い穴が空いていました。

中学生の女子がちょうど手を入れられるような穴。何もわからない私は先生から言われた通り、祠の中まで掃除しました。それからでした。

黒い人影が、視界の隅に現れるようになったのは。

多分髪の長い女でした。多分というのは、私がそれを見ようとしても、常に視界の隅にいたんです。下を向いても、黒くて長い髪が垂れているのが視界の隅に映るだけ。

まるで背後の死角をとられたかのような気味悪さで。

おかしいことは続きました。何か囁くんです。黒い影が耳元で、何かを。
最初は低い唸りのようなものが、だんだん動物が言葉を覚えたように、私の名前を何度も、
何度も低く呟いていて。

そんな日々で私はおかしくなったのか、肩を触られた気になってビクッと振り返ることが多くなりました。

おかしくなりそうでした。必死に携帯の壁紙を、祠の写した写真にして。お願いだから、もう許してと拝むように。

でも、ある日からパタっと黒い人影がどこかへ行きました。

それは次の一年生があの祠を掃除した日。

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