私はもう80歳になる絵描きで、黄金のイカやダイヤモンドの甲羅を持つ亀といった実在しない生物を描くということをかれこれ50年以上続けている。
そんな私の唯一の癒しはそんな実在しないと思うんじゃないかと思えるぐらい美しい生物がいる所に行きその生物を見に回ることだ
。
ただ、そんなことを何回も何回も続けていよいよ行けるところは無くなっていた。
どうしようかと、考えながらスマホで調べていると見つけたのだ。
そのサイトは1人や2人しか見ていない12年前に建てられた2chのスレッドだった。
どうやら、そこに書かれていたのは、私の家から歩いて30分ほどの山の麓にある、地図にも載っていない小さな村の話だった。
そこの村ではとても良いおもてなしをしてから村にいる特別な生物を見せてくれるとのこと。
その程度の距離なら年老いてる私でもいけそうだなと明日行く用意をすました。
それから、質素な夕食を食べ、風呂に入り、わくわくな気分で眠りについた。
それから朝になり私はすぐに用意したものを持ち、早速例の場所に向かった。
少し歩くだけでも軽く息切れする程度の体力であったがなんとかたどり着くことができた。
村では、大河ドラマにでも出てきそうな和装の人々が、無料で宿を貸してくれ、美味な料理でもてなしてくれた。
村のおもてなしに大満足した私はその村の人達がサイトで記載されていた生物について説明した。
その人達が言うにはそいつは雑食でまるで神話に登場する神なのではないかと錯覚するほど美しいと言う。
そんなことを聞いた私はさらに明日見られるであろうその生物に対しての興奮がさらに増した状態で寝ようと思ってもなかなか寝ることができなかった。
そして起きてすぐに村人が用意してくれた朝食を食べ、早速寝ることができなかったせいかいつもよりヨボヨボな感じで歩きながらその生物がいるとされるとこに案内された、そこは平なところが少なく傾斜が急になっていて私からしたら少し怖い場所だった、そんなところの奥に進むとそいつがうっすら見えてきた。
その瞬間私は腰を抜かした、その生物は緑の魚の鱗のような羽を持ち、4個の腕を蜘蛛のように扱い、不気味に思うぐらい引き攣った笑顔で、白い肌を持った化け物だった。
すぐ様この場を逃げようとしたが、村の奴らは私を取り押さえた、その時私は気づいたのだ、あのサイトは村人が嘘をついていたものであると、最初からここに来たものをこの生物の生贄にするつもりであったと。
それに私は昨日からなかなか眠れなかったり、体力が無くなっていたのはあいつらが恐らく料理に何らかのものを仕込んだのでないかと、今更そんなことが思いついた。
村人は「悪いがこいつは生きた人間しか食わないんだ、村の為に死んでくれ」とひどく冷たい言葉を私に向かっていい放った、そんなのは嫌だ、こんな奴に喰われて死にたくないと思った、私は村人の腕を振り払い、急な傾斜の方に滑っていた。

























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