「くう〜!やっとだ!やったぁ!」
一人狭い部屋で俺はそう叫んでいた。
理由はいったて単純、俺が作っていたゲームがあと少しで完成するところまできたからだ。
そして、俺はプログラミングに使っていたパソコンの電源を落とし、この日のために取っておいた少し高めのビールを冷蔵庫から出すと一気に飲み干す。
一人暮らしの中、お世辞にもいいとは言えない給料で何とか凌いできた俺からしたらこの一杯のビールはまるでファミリーレストランしか行ってなかった家族が回らない美味い寿司屋に行くような贅沢なものだった。
更に俺はそんな最高なビール数本と高い刺身を更に冷蔵庫から取り出し、盛大にここまで頑張った自分を祝った。
何時間経ったのだろう、ふと俺はリビングで重い瞼を開けた。 「、、、寝てたのか、俺、酔いすぎだろw」 そんな気づかない内に眠ってしまうほど馬鹿やった自分のことを笑いながら俺は今の時刻を確認する。
「え!!!」
余りのことに驚き声が漏れ出ていた、なんとあれから大体10時間以上寝ていたのだ。
こんなことあるのかなんて思いつつ周りを見ると一つのことに気づく、近くの部屋の少し開いたドアに光が映っていた。
そう、電源を落としたはずのパソコンが起動していたのだ。
それを見た俺は酔った時の自分がパソコンを起動して何をしたのか気になり、リビングからその部屋まで移動し、テーブルに置かれていたパソコンの画面を見つめた。
🔍 ソウル&スカイ
画面の上にはその文字が表示されていた。
それを見て俺は思わず笑い出した。 ソウル&スカイは俺が今制作しているゲーム名前、それに誰にもゲームを作っていることは言っているがタイトルは教えてないため検索したところで俺のゲームを取り上げたサイトなんてない。

























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