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不思議体験

mumukoさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

ナイトハイク
短編 2025/03/16 16:45 505view

これは私が小学校5年生の時の話です。

その日は、待ちに待った集団宿泊の日でした。

場所はなんて事ない普通の山なのですが、集団宿泊前には「〇〇号室に幽霊が出るらしい。」とかそんな噂を耳にしていました。

当日、幽霊や妖怪が好きだった私は少しワクワクしながらバスに揺られて宿泊施設へ向かいます。

無事に到着すると、午前中は山の探検だったと記憶しています。

1クラスずつ山道を通って、洞窟?のようなもののあるお寺に向かいました。
お寺には威圧感を感じさせるほど沢山のお地蔵さんがいて、中には1部が欠損している物もあります。
暑い日差しが木々によって遮られる、涼しい場所でした。

そして洞窟を外から見て、記念館のような建物を見学した後、班ごとにスタンプラリーに臨むように言われました。
道は舗装されておらず、小学生からしたら険しい山道でしたが、何とか班の皆と協力しあって無事にゴールにたどり着きました。
そして夜、いよいよナイトハイクの時間です。
これまた班で挑むのですが、昼間の道とは少し変わっています。
女子3人、男子3人の仲のいいグループで暗闇の中、山道を進みました。
山にあるお寺の影響でしょう。
私達が進む道にはお地蔵さんが所々に立っていて、不思議な感じがしました。
進む度に地蔵、地蔵、私は少し怖くなってきました。

そして大きな岩の影から…
隠れていたのは某ホラー映画のお面を被っていた担任で、ゾクゾクするようなBGMを流して私達を脅かしてきたのでした。
その結果班員の1人の女子が泣き出し、班員で慰めなければならなくなります。
私はこの状況が可笑しく、必死に笑いを堪え彼女を慰めながら残りの道を歩きました。
その間も、地蔵、地蔵。
お地蔵さんが私達を見守ってる。そんなふうに感じました。
楽しいナイトハイクになったので、良かったと思います。

ただ私だけ、無事に宿泊施設にたどり着いた時に「なんであんなにお地蔵さんがあったんだろう?」と皆に尋ねると「そんなのなかったよ」と言われてしまいました。
1人だけすごく後味が悪かったです。

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