「そんなはずない……!」
美咲は必死で訴えたが、誰も信じてくれなかった。
退院後、美咲は旧校舎へ向かった。しかし、そこには何もなかった——いや、正確には、彼らが「いた痕跡」すら消えていた。
ただ、廃墟の隅の壁に、赤黒い文字でこう書かれていた。
「また一人……連れていくね」
美咲は叫び声をあげて逃げ出した。
——だが、彼女はまだ知らない。
その夜から、毎晩夢の中で、友人たちが血まみれの姿で彼女を見つめていることを。
そして、耳元で囁くのだ。
「次はお前の番だよ」
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