「それじゃ、さっそく魔物を倒して神永さんを救うとしましょうか!」
「このような場合はどうやって魔物を倒すのですか?」と頼子が冷静に聞く。
「そうだな、普通なら心臓に杭を突き立てるとか・・・」
「先生! それ、死にます!」
「うむ。・・・・・・神父です」
「・・・(/ω\) マチガエタ」
「他の方法は・・・?」
「そうだな、例えば私の血を彼女に吸わせて、血を通して霊力を送り込むことで・・・」
「神父様、それはキモイです」
「不潔です!!」
「頼子クンまで・・・ひどい言われよう・・・」
「他には?」
「そうだな・・・あるにはあるが・・・」
「なんですか?早く言ってください!」
「うぅむ、これは立場上、私にはできないのだが、その・・・彼女にキスをだな・・・」
「やります!」
「その・・・なんだ、体液を相手の身体に侵入させるという意味では血を飲ませるのと同じ効果があってだな・・・」
「やります!」
「しかし、まさかキミたちのような思春期まっさかりの子たちにそんなマネをさせるわけにもいかんし・・・」
「やります!」
「スマンな、こんな方法はさすがに嫌だよな」
「だからやりますってば!」
「朽屋クン、なんでそんなに積極的なんだキミは」
「苦しんでる後輩のためです! (*‘∀‘)」
「瑠子ちゃん、なんかやらしいこと考えてない?」
「ななな、なに言うですか頼子さん、私はただ神永さんのためを思って心を鬼にして」
「瑠子ちゃんんんんんん!!」
「ま、まぁまぁ、二人とも。いくらなんでも寝てる隙に本人の了解もなくはできんだろ」
「えっ、人工呼吸みたいなものだと思えば (*‘∀‘)」
「瑠子ちゃんんんんんん!!」
kamaです。
朽屋瑠子シリーズも今作で6作目です。過去作品も読まれますと世界観が広がってより楽しめると思います。
また、今回のお話は以前投稿いたしました「四つ葉のクローバー」と「さようなら」そして「さようなら~その後~」というお話の解決編ともいえる内容となっていますので、合わせて読まれると楽しさも倍増かと思います。よろしくお願いします。
kamaです。
これはあくまでも個人的になのですが、今回これを書くときに・・・
朽屋瑠子=アンジュ・カトリーナ
貴澄頼子=リゼ・ヘルエスタ
神永澪=山黒音玄
四つ葉のクローバーの悪魔=ピーナッツくん
の声を当てながら書いていました。みなさんなら、どんな声をあてますか?
思わぬ展開で数馬君に憑いていた死神が違っていたなんて@_@このシリーズが実写版になったら観たい!瑠子シリーズのファンです。
↑kamaです。さっそくありがとうございます。13ページもある長編読んでくれてありがたいです。
そうですね~実写化とかあったらおもしろそうですね。漫画化やアニメでもいいですね。
どなたか奇特な同人作家の方がいたら、いかがですか?
kamaです。いくつかの誤字脱字、てにおはの修正をして、少し読みやすくいたしました。
よろしくお願いします。
Kama先生、久しぶりの新作ありがとうございます。以前から思っていたのですが本当はプロの作家でしょうか?
↑kamaです。楽しんでいただいてありがとうございます。ボクの素性は内緒にしておきます。読者の夢を壊さないのが作家たるもの・・・(てことは身バレしたら夢を壊す人なんだな)辞めておこう。
kamaです。
実はこの裏で暗躍している組織について「名前はないの?」という質問をいただいています。
ここでは封魔部隊といったり、単に組織といったり、あるいは朽屋が「お掃除部隊」と呼ぶこともありますが、設定上は名前はあります。
ただ、この組織は平安時代から陰陽師の集まりで構成された部隊であり、禁裏を魔物から守るのが主任務ということで、名前を名乗るといろいろ各方面に問題がありそうなので、物語上、名乗るのを自重しております。
「イギリス・チャーチル国王の載冠式に黒ずくめの死神が映る」
なんてニュースが流れてきました。
・・・まさかねぇ・・・。