病院で起きた恐怖体験

「ううー　ううー」

目を開けると、知らない男性が私の首を絞めていました。
体は硬直し、金縛りのような感じで動けません。
私は、思い切って大きな声を挙げました。

「わあああああああ」

すると、男性はパッと消えてベッドからいなくなります。
看護婦が毎日来てくれるベッドで、私は聞いてみました。

「ねえ、昨日知らない男性が首を絞めて来たよ。幽霊かな？また、3階のトイレも絶対何かあるよ。教えてよ。」

「・・・」

すると、看護婦は、20代の女性でゆっくりと話してくれました。

「あの3階のトイレ、数か月前自殺した人がいたの。40代の男性でナイフで首を自分で切ったの。」

「その後、見つけて治療したけど出血多量で死んでしまったの。」

やっぱり個室のトイレは、自殺者がいて不思議な体験が起きていたみたいです。
数日後、私は病院から退院をする事になります。
現在、この病院は外観や室内も新しくなっています。

トイレで起きた事やベッドで首を絞められた体験は、今も忘れない出来事です。