お化け屋敷に現れた本物の幽霊
投稿者:一八 (66)
僕の友人が体験した実話心霊話です。
友人は、ある県のテーマパークでアルバイトとして働いていました。
人気のスポットであり、他府県から多くの人が訪れる施設です。
働き出して数か月後、友人は園内にある「お化け屋敷」へ移動を伝えられます。
「明日から、お化け屋敷で働いてくれ。」
と、上司から言われた友人。
お化け屋敷は、テーマパークの端の方にあり若者が利用するアトラクションです。
友人は、単純にからくり人形を操作して一般客を驚かすだけの仕事でした。
お化け屋敷に入って来るお客は、やはり暗い道を歩きながら怖がります。
友人にとっては怖がられるほどうれしく、働き甲斐がある場所でした。
テーマパークの終わりは、夕方の6時でお化け屋敷も終了します。
その場所で働いている人は、8人ほどでいつものように帰る準備をしていた友人。
すると、着替えていた友人の耳に声が聞こえて来ます。
「キャー キャー」
友人は、他の従業員に言います。
「今、女性の声でキャー キャーって聞こえかなかった?」
まだ、お客が残っているのかな?と、思う友人。
しかし、他の従業員は1人も声が聞こえていない様子です。
気のせいと思った友人は、着替えて家へ帰りました。
次の日、いつものようにお化け屋敷で働く友人は、お客を怖がらせていました。
その時、友人の背中に人の気配を感じて振り返ります。
しかし、後ろには誰もいなく仕事に集中する友人。
その日の終わり時間になり、友人は着替え室へ行こうとした時です。
背中に誰かが手で服を引っ張って来ました。
後を振り返ると、そこには顔を血だらけにした髪の長い女性が立っています。
「ギャー」
友人は、大きな声を上げて驚きます。
しかし、お化け屋敷なので従業員と思った友人。
「誰?」
すると、その女性は怖がらすための人形でした。
確かに服を引っ張られた友人は、少しずつ怖くなります。
次の日、他の従業員にその話をすると、気のせいだろうと友人は笑われます。
怖い