仔犬にはノテさんのことは黙っていた。
結果的にだまして天国に送ってしまったような気もするが、
知らない方が幸せってこともある。
知っても無意味なこともある。
仔犬は天国に登っても、ノテさんに会うことはできないだろう。
ノテさんはそこにはいないのだから。
だから早く、また元気に生まれ変わってくることだけを祈って
魂を昇華させたのだ。
・・・朽屋瑠子・・・彼女はいったい何者なのか?
なぜこんな、まるで霊能力者のようなマネができるのだろうか・・・。
・・・・・・
突然ドアが開いた。
警戒する朽屋。
ドアの隙間から男がのぞいてきた。
「誰だ!」朽屋が男に向かってLEDを照射する。
男はまぶしさに一瞬ひるんだが、
カービン銃を取り出し朽屋の方に向けてきた。
「おまえこそ何もんだ!」男が叫ぶが、
朽屋はLEDを照射したままものすごいスピードで詰め寄った。
「そのカービンに弾は入ってないだろ!」そう言って蹴りを一閃、
カービン銃はドアの外に吹っ飛んでいった。
「う、うわっ!」
目にもとまらぬ動きで、男は一瞬の間におかしな形に折れ曲がり、
朽屋の足が男の首にかかる。
「うぎゃぁぁぁぁぁ」男の叫び声がこだまする。
オクトパスホールド・・・朽屋の卍固めが男に決まっていた。
かつてアントニオ猪木氏が得意としていた必殺ホールドである。
「ふんっ!」
技を解いて男を床に投げつける朽屋。
軽蔑したような目で、その「戦闘力5」の男を見下ろす。
























kamaです。
こちらのお話を読む前に、私の投稿した「狩り宿の男」と「狩りの真実」をお読みになられると、前日譚としてより作品が楽しく読めると思います。
よろしくお願いします。
kamaです。
主人公の朽屋瑠子の声は、にじさんじのVtuber、レイン・パターソンさんの声をイメージしながら書きました。
前日譚とどちらも読ませていただきました!
とても読んでいて夢中になれる文章で素敵でした…..!
描写が細かくて、情景がわかりやすく脳裏に浮かんできて読みやすかったです!
続きも楽しみにしてます、!
↑kamaです。たくさん読んでいただいてありがとうございます。感謝!!
次回の予定は来年ですか?
↑kamaです。
次回作は来年になりそうですね。
他にも投稿しておきたい作品がたくさんありますので、次回のクッチャルコはお正月休みにじっくり書きたいと思います。
そう言えば確か以前に猪にまつわる話を投稿されましたが「殺生石」の周りで猪の死骸が発見したみたいだな。
↑なんだか意味深ですね。
おちゃらけて始まったから笑える話かなと思ったら
途中「スゴイ!お姉ちゃんもスゴイ!人間ってスゴイんだね!人間大好き!!」って子犬のセリフで
(´;ω;`)ブワッ ってなった。
↑kamaです。ありがとうございます。犬好きな人にはかわいそうなシーンもあり、申し訳ないです。
kamaです。
19ページ目にあった
「実は朽屋が寝てしまったあとにリーダーがあれこれいじりまわして遊んでいたらしい。」
という文章は、リーダーが朽屋の体をいじってるようにも読めてセンシティブでしたので、
「実は朽屋が眠っている間にリーダーがこのライフルをいじりまわして遊んでいたらしい。」
に変更させていただきました。
投稿後にも変更できるのが奇々怪々さんのいいところですね。
一昔前のSSをみたいで読みやすくて面白いです。クッチャルコはそのうち「キミたち〜!」とか言い始めるんですか?w
↑kamaです。どこかでいれますかw
獣医の犬の話しとか犬系多いですね
犬飼ってるんですか?
↑kamaです。
今は飼ってませんが犬も猫も鳥もハムスターも飼ってたことがあります。
普通におもしろい
内容もしっかりしてる