ひと夏の火遊び
投稿者:とくのしん (66)
「中学生がそんな大金どうするの?」
男の声が、急にドスの効いた声に変わった。
「え?・・・・あ、私、中学生じゃないよ。十八歳の」
「嘘は良くないなぁ、“ミキちゃん”」
唐突に出された自分の名前に血の気が引いた。
「・・・は?ミキって誰?私、メグミ・・・」
「そこにいるのはミホちゃんだろ?」
電話口から洩れた男の一言にミホも顔面蒼白になっていく。
「2人で5万ならいいよ。すぐに迎えに行こうか?」
「いやちょっと!ちょっと待って!」
「それじゃ、また」
私の静止を聞かず男は電話を切った。
「なんで!なんで!?私この遊びのこと誰にも話してないよ!」
「私も話してない!」
電話ボックスの前で二人して取り乱した。
「どうしよう・・・」
少し冷静を取り戻したミホが消えそうな声で呟いた。
「警察に言おうよ」
「親にバレたら怒られる。それに学校に知れたら・・・私、指定校推薦取れそうだし、志望校に行けなくなっちゃう」
ミホは俯いたまま言葉を絞り出した。どうしようもない不安に押しつぶされそうになった私たちは途方に暮れながら、一旦私の家に戻った。
私の親は共働きで兄も部活で家には誰もいない。無人の家に帰宅した私たちは、いつものように部屋に上がった。
「ねぇこれからどうする?」
「どうするって・・・」
「なんであの男、私たちの名前知ってたの?」
「そんなのわかんないよ!」
プルルルルルル
ふいに電話が鳴った。
プルルルルルル
上記が事実であるならば、届いた封筒と一緒に警察に行くべきだと思いますよ。
街中の防犯カメラ、指紋等から犯人が見つかるかも知れません。
いつ訪れるかも分からない恐怖に震えるより建設的だと思います。
ご友人も報われると思います。
そうです。
警察に行くべきです。
知ってる人だなんて・・・
ためはち
実際、教師の犯罪って後を絶たないよね
こんな感じオチ、どっかで見たことあるね
部屋に変なのが出てきて、呪われる話
怖い…
実話かどうかわかりませんが現実にありそうな話でゾワッとしました