小学4年生の時、俺は結構な悪餓鬼だった。
女子の筆箱を隠したり、先生の背中に
こっそりテープを付けたりした。
夏のクソ暑い時期、転校生がきた。
田舎の方から来た、母子家庭の貧乏くさい女の子
俺はイジメ倒してやろうと考えた。
「おい!お前臭ない?w」
「え?そうかなぁ…(笑)」
今でも覚えているぐらい、ずーっとニコニコしてて
目に光は無いし、「にたぁ…」っと笑う顔が
気持ち悪かった。
「うわー!なにこの筆箱!!」
「あ…それママに作ってもらったの」
「きったなー!捨てといたるわ!」
「え…!やめてよぉ…(笑)」
「あー!また俺君〇〇ちゃんイジメてる!」
(俺君は俺の事 〇〇ちゃんは転校生の事)
「うっさいねん!ブース!」
「うぇーん!先生ぇぇ!」
「あー!俺君が泣かした!」
「知らんしー!」
女子の野次馬が集まってきて、めんどくさくて
逃げた、それから毎日転校生をイジメたが
ずっとニコニコニコニコニコニコニコニコ。
全く泣かないし怒らなかった。
俺もだんだん熱が冷めてきて、ものを奪ったり
話しかけたりするのをやめた。
そういやイジメに夢中だったが
転校生はいつもボロボロの服で汚かった
だから周りにもあまり好かれてないし、
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こわ