この話は、私が当時2才の息子と体験した出来事です。
私の家の近くにはゴミ焼却施設があり、そのふもとには、小さな公園があります。
古い公園ではありますが、遊具が一新されたこともあり、日々子どもたちで賑わっていました。
ある日の午前中、私たちが遊びに行くと、珍しく人がおらず
公園は、しん・・・と静まりかえっていました。
心なしか不安になるような、そこにいたくなくなるような、嫌な雰囲気がありましたが、
息子が公園の中心部へ手を引くため、いつも通り遊ぶことにしました。
何分か遊んで、息子が眠たくなってきたようなので、帰ることにしました。
息子を抱きかかえ、公園を出ようとすると、突然息子が大人になったように
ずっしりと重く感じられました。
おかしいな・・・
と思いつつ、力を込めてもう一歩、公園から出ようとすると
ピーーーーーーーーーー
という強い、頭を抱えたくなるような耳鳴りがしました。
耳鳴りは左耳から、右耳に抜けるように、まるで私の目の前を通過するように
鳴り響き、私は思わず
「ウッ」
と声を漏らしながら在るはずもない移動する音を目で追っていました。
それと同時に、眠そうだった息子が目を覚まし
「あ!ブーブー!」
と言いながら移動する音に合わせて指をさす仕草をしたのです。
耳鳴りが完全に消えると、息子の重さはいつも通りになり
息子はぐったりと眠ってしまいました。
その晩、この不思議な出来事を主人に話したところ、
地元育ちの主人から興味深い話を聞くことができました。
その公園は、昼間こそ何も不気味な感じはしませんが、
主人が子供のころから不思議なウワサがあるようで、
小学生の子どもが突然ぐったりと眠ってしまう事例や
夜は火の玉の目撃情報があるようです。
ゴミ焼却施設の何らかのエネルギーでは?と地元の人は分析しているようですが、
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