落ちていたメモ
投稿者:八尺マン (49)
練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭練炭
紙切れびっしりと小さな字で練炭と書かれていたのだ
そして、その文字群全体に赤い丸が何重にも書かれていた
「うわっ!!」
俺は思わず紙切れを放り投げてしまった
紙はひらひらと宙を舞い、床に落ちた
何だ? これ?
今までのメモとは明らかに違っている
これはまるで精神的な病気になっている人の書き方だ
それに練炭って・・・
そこで思い出した
これを書いた人物がガムテープを大量に購入しているらしきことを
大量のガムテープと練炭
これはまさか、練炭自殺をしようとしているんじゃないのか
ドラマとかで見たことがある
自殺をしようとする人が部屋中を閉め切ってちょっとした隙間をガムテープで閉じて、それで練炭を使って一酸化中毒で死のうとするのだ
このメモを書いた人が自殺をしようとしている可能性は高い
俺はどうしたらいいか迷った
出来れば、自殺なんて早まったことはして欲しくない
だが、どの部屋の人が書いたものかわからない
すべての住民に声を掛けてみるか?
いや、でも、なんて声を掛ける?
まさか、自殺をしようとしていませんかなんて、ストレートに聞けるわけはない
と、悩んでいるうちに、一人のばあさんが部屋から出てきた
俺の部屋の隣に住むばあさんだ
俺はとっさに声を掛けた
「あ・・・あの、こんにちは!」
俺はしっかりと挨拶をしたが、完全に無視をされてしまった
今回に限ったことじゃない
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