ある夏の夜、人身事故に遭遇した時の不思議体験
投稿者:粉雪 (4)
短編
2021/12/28
12:28
2,093view
ある夏の日、仕事を終えて電車で帰っていました。
時間は夜の9時位であたりはもう真っ暗です。
帰りの電車の中で、連日の激務で疲れていたのか、ウトウトしていた時の事です。
突然・・・
「どうしよう!!!」
という悲痛な叫び声が頭の中に広がりました。
私はあまりの声の大きさにびっくりして、飛び起き、
あわてて立ち上がったその時です・・・
電車が急ブレーキをかけて止まりました。
私は少しの間呆然としていましたが、あたりを見回しても
乗客は寝てる人や外やスマートフォンを静かに見てる人ばかりで
誰も驚いてる様子もありません。
私は一人で心臓をバクバクさせながら、
しばらく立ち尽くしていました。
すると電車が停車して30秒ほど経って、
電車内にアナウンスが流れました。
「ただ今人身事故の為、この電車はしばらくの間停車いたします。
ご乗車中のお客様には大変ご迷惑おかけいたします。」
・・・・!!
私は震えあがりました。
そして理解しました。
「さっきの声は電車に敷かれた人の叫び声だったんだ」
人身事故の処理が終わるまでの30分ほどの間、
ずっと私はあの時の声について考えていました。
そして考え続けた挙句に出した答えは、
「確かにあの声で、私は飛び起きた。」
「その声は間違いなく男性だった」
「その声は頭の中に響き渡った。」
・・・・え?
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 7票
うとうとしている間の声や金縛りはレム睡眠時によくあります。
頭が完全に寝ていない状態起きている状態です。
そんなときに霊の叫び、声にならない声が聞こえたりします。
科学で言えばテレパシーと言うものだと思いますが、それは私としては寝ている間にあの世とこの世の狭間にいる状態、空間だと私は考えています。
そんなときに聞こえる魂の叫び、若しくは亡くなる前の思いなのでは?と私は考えています。
たまにテレパシーみたいなのを感じることはあります。
だいたい寝てるときにくるみたいですね。
テレパシーは電波や電磁波みたあなものかも知れません。