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不思議体験

モンタージュさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

約束を果たしに来た友へ
短編 2026/01/14 10:35 300view

8月、お盆休み前。
久しぶりに4人のグループチャットが動いた。
シュウヤ「おい、帰ってくるやついる?」
俺「帰る」
タイジ「俺も」
リョウヘイ「じゃあ集まるか」
そんな軽いやり取りで、自然と“いつものメンバー”が揃うことになった。

俺たちは小学生の頃から仲の良い4人組だ。
俺とタイジは大学生で地元から離れている。
シュウヤとリョウヘイは地元で働いているが、4人で集まるのは久しぶりだ。

地元の駅前でタイジと合流した。

タイジはいつも通りの笑顔で「おう」と手を上げた。
そこにリョウヘイの車が来る。シュウヤも既に乗っていて、4人になると、車内は一瞬で昔の空気に戻った。
リョウヘイは相変わらず酒が飲めないので、運転手役を買って出てくれる。
4人で1台の車に乗るのは、もうお決まりの光景だった。
くだらない話で笑いながら居酒屋へ向かい、店でも近況報告や昔話でひとしきり盛り上がった。

ふとテーブルの上のタイジのスマホ画面を見ると、細かいヒビで白く濁っていた。
(あれ、几帳面なタイジが珍しいな)
そう思ったが、わざわざ言うほどのことでもない。

「久々に心霊スポット行く?」
シュウヤが言った。
「お、いいじゃん」

「山奥の神社、まだあるよな」
「昔、防空壕だったって噂のとこだろ?」
悪ノリのまま、車は山道へ向かった。

神社に着くと、空気が妙に湿っていた。
鳥居の奥には、封鎖された洞窟が見える。
あれが防空壕の名残だ。

「なんか…寒くね?」
タイジが腕をさすった。
俺たちはTシャツでちょうどいい気温だった。
タイジは、ひとりだけ季節が違うみたいに寒がっている。
「気のせいだろ。ほら、行くぞ」

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