里帰り中だけ不思議な発言をする息子
投稿者:ドロケイ (15)
今年7歳になった息子の幼い頃の不思議な話です。
毎年夏に一緒に里帰りをしているのですが、故郷にいる間だけ常に不思議な発言をするのが気になっていました。
例えば、数十年前に亡くなった祖父母の話であったり、2年前に亡くなったはずの当時の実家の飼い猫が今ここにいるよ。とか。
特に私の祖父母ですから、息子にとっては顔も存在もよく知らないはずなのです。
毎年、お盆のお墓参りに行く前には、「おじいちゃんはコーヒーが飲みたいって」「おばあちゃんはなんか黄色のおまんじゅうみたいなやつが食べたいって」など、具体的なお供物を支持してくれます。
祖父は生前から家の近所の喫茶店に行くのが大好きで、贔屓にしていた喫茶店は3、4軒あり、私をよく連れていてくれました。本当にコーヒーが大好きだったのです。
祖母は私が2歳の頃に亡くなっているので、私もほとんど祖母については記憶がないのですが、
黄色のおまんじゅうみたいなものとは「鬼まんじゅう」のことでした。さつまいもで作る和菓子です。
私の母によると、祖母はよく家で鬼まんじゅうを蒸し器で手作りしていたそうで、それがとても美味しかったそうです。
お墓に祖父母が眠っている、ということも理解できているのかわからない息子ですが、
何気なく言う不思議な言葉を半信半疑で言っていた息子も5歳になった頃を境に何も言わなくなりました。
そして、当時言っていた祖父母のことも、実家の飼い猫のことも、自分が話していた内容も全て記憶にないそうです。
あれはなんだったのでしょうか・・・。ただの偶然でしょうか。
いい話ですね。
幼い子供にはよくあるみたいですね。