何故か駄々をこねてしまった結果、起きた偶然
投稿者:ドロケイ (15)
私が幼稚園年長の頃に経験した話です。
私はおじいちゃん子で毎週土曜日は必ず祖父が一人暮らしをしている家に泊まりに行き、
日曜日の午前中に家族が車で迎えにきて、どこかにお出かけをする。という習慣がありました。
その日も、家族が私を迎えにきてくれました。
ちなみに家族は、父母と弟と妹の5人家族です。
いつもなら、祖父と別れた後は、車に乗って大きな公園に遊びに行き、帰りに大型ショッピングセンターに寄って食料品の買い物をします。
でも、その日は何かが違いました。
私が祖父と別れることをなぜか拒んだのです。
しかも、何かのおもちゃを買ってくれないならば一緒にいきたくない!と何故か駄々をこねたのです。
行くのか、行かないのかと父母は困った挙句、祖父は「それならば行かなくていい!」と言い、
私は結局、祖父の家に残ることになり、夕方にまた迎えに来るということになりました。
そして、その1時間後、祖父の家の電話が鳴り響きました。
近くの病院から母がかけてきたのです。
祖父の家を出た後すぐに交通事故に遭ったのです。
父が運転する車に助手席側から車が突っ込んできたのです。
偶然、母は幼い弟と妹と後部座席に乗っていて、助手席は誰もいなかったのです。
その時は、誰も大きな怪我も無くてよかったと言っていましたが、
もし、私が祖父の家に残らずに一緒に車に乗っていたら、私か弟が助手席に乗るはずだったのです。
事故直後に事故現場の車の様子では、
もし助手席に誰か乗っていたら命はなかったのかもしれません。
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