あり得ない方向に曲がった手足。
生気のない顔。
そして――
最後に合ってしまった目。
そんなことを考えているうちに、僕はあることに気づいた。
静かすぎる。
この駅は、地上駅と地下鉄が接続している大きな乗換駅だ。
普段なら、電車を待つ人でかなり混雑している。
ところが今、
僕の周りには誰もいなかった。
ホームを見渡す。
誰もいない。
反対側のホームにも――
誰もいない。
そして、
そこにいた。
「そいつ」が。
あの異形。
こちらを見ている。
僕は動けなかった。
逃げなければ。
そう思うのに、足が動かない。
声も出ない。
すると、そいつが動いた。
一歩。
身体の構造から考えれば、歩けるはずのない身体で。
また一歩。
こちらへ近づいてくる。
僕は後ずさろうとした。
しかし、足が動かない。
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