それは、赤い屋根の家の裏側にある外壁にぴったりと沿うように、七つ並んでいた。
七つの、小さな墓。
誰のお墓なのかは分からない。
まるで、誰にも知られることなく、そこに置き去りにされたような
そんな小さな墓だった。
最近、私は久しぶりに帰省した。
ふと思い出して、あの赤い屋根の家を見に行ってみた。
赤い屋根の家。
そして、その周りにあった三軒の家は
まだ残ってる。
以前よりさらに朽ち果てていた。
それでも、四軒ともまだそこにあった。
不思議なことに、心霊スポット巡りをしている人や、いわゆる心霊系のYouTuberが訪れた事はないだろう。
おそらく、今まで誰も来たことがないのだと思う。
来ない方がいい。
あの場所は、ただ「怖い家」という言葉だけでは片付けられない。
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