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心霊

霊感のある主婦の暇潰しさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

呪われた赤い屋根の家
長編 2026/08/17 15:18 313view

※実際の話を元に構成しています

幼い頃、私たち家族は団地に住んでいた。
団地から一軒家を建てて引っ越したのは、私が中学3年生、弟が中学1年生の頃だった。

団地を離れ、新しい家に引っ越したことを、私と弟は心から喜んでいた。

何より嬉しかったのは、それぞれに自分の部屋ができたことだ。
私は当時付き合っていた彼氏との写真を部屋に飾り、母に文句を言われたりもした。

弟の部屋にはロフトがあり、そこはいつの間にかゲーム部屋になった。
当時は弟と一緒に、よくファイナルファンタジーをやった。
今思えば、それも良い思い出だ。

そんなある日のこと。
弟が突然、こんなことを言った。
「姉ちゃん、この近くに気持ち悪い家があるんだよ。知ってる?」
私には、まったく心当たりがなかった。
昔から自分には多少、霊感がある方だと思っていたが、その家のことは何も感じなかった。
母や父に聞いても、当然のように「知らない」と言う。

すると弟は、少し暗い顔をして言った。
「すげぇ気持ち悪い家があるんだよ。俺、前を通りたくないんだ」
詳しく聞くと、その家は我が家から歩いて7分ほどの場所にあるという。

引っ越してきたばかりということもあり、母は近所へ挨拶回りをしていた。
そのとき、母は近所に長く住んでいそうな70代くらいの女性に、何気なく尋ねたらしい。

「失礼なんですけど……この辺りに、不気味な家ってありますか?」
すると、その女性は少し考えるような顔をしてから言った。
「ああ……赤い家ね。今は色褪せて真っ赤じゃないけど、昔は真っ赤な屋根だったのよ。あそこは有名よ」
そして、裏手にある一軒家を指差した。
「私より詳しい人が裏に住んでるから、聞いてみなさい」
母はお礼を言い、その家へ向かった。

チャイムを鳴らすと、同じく70代くらいの男性が出てきた。
引っ越しの挨拶を済ませたあと、母は恐る恐る尋ねた。

「不躾で申し訳ないんですが……うちの息子が、近くに怖い家があるって怖がっているんです。何かご存じですか?」

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