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呪い・祟り

プルプル布顚🍮さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

一膳の箸から始まる怪談
長編 2026/06/22 12:22 330view

 「見代塚区域」
「お前の名字と一緒だな」
「やめてくださいよ、ただでさえ怖いんすから」
「ごめん。じゃあ見代塚区域について調査だな」
 スタッフの見代塚・綿岸は引き続き投稿された手紙から新たな情報を探し、俺とAD(アシストディレクター)の関宮はパソコンで見代塚区域について調べ始めた。「見代塚区域」と検索すると、上から見た見代塚区域の場所の画像が出る。
「…ん?」
「どうかしましたぁ?角見D〜」
関宮が俺のパソコンを覗き込む。
「お前のその話し方はどうにかならんのか…まあいい、ちょっとこれを見てくれ」

俺は関宮に見代塚区域の画像を見せる。
「正方形ですかぁ?不思議ですね」
そう、見代塚区域を上から見ると、完璧とは言えないが正方形に近いのだ。
「そうなんだよ。それでこの頂点の所の画像があるんだが…」
見代塚区域の頂点。そこには紐で結ばれている大きな石があった。
「これ、『結界石』じゃねえか?」
結界石。それは神聖な場所と穢れた場所を区切る境界線。又は…
「人が立ち入っちゃいけない、穢れたモノを封印する場所、ですかぁ。」
「多分そうだ。だからこの中に入ってしまった人は奇妙な体験をした。」
「そうですねぇ。あ、でも少し違うかも知れません」

「違う?」
「先程、私は『人が立ち入っちゃけない』と言いました。ですが、建物をよく見てください。」
関宮はパソコンから衛生写真の画像を見せてくる。
「異常に、マンションやアパートが多いと思いませんかぁ?特にこのマンションは短期賃貸。つまり、人の入れ替わりが激しいわけです。怪談やオカルト的に言えばぁ…『新しい生贄を捧げる』といった感じでしょうか。」
「ちょっと待て、生贄!?」
「あ、オカルト的に言った場合なので特に気にしないでください。実際は地域経済の活性化とかでしょう。」
「はぁ…」
その時、隣室で手紙を見漁っていた見代塚と綿岸が走ってきた。
「角見D、とある体験者さんに取材が取れる事になりました!」

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