そして、
知らない女の声が聞こえた。
> 「もう少し近くに行こう」
優斗は再生を止めた。
家には母しかいない。
しかも昨夜は家に誰も入っていない。
気味が悪かったが、誰かの悪ふざけだろうと思った。
その夜。
また3時14分に目が覚めた。
そして、
カチッ。
録音ボタンの音。
今度ははっきり聞こえた。
部屋の隅からだ。
優斗は恐る恐るスマホのライトをつけた。
誰もいない。
安心して電気を消した瞬間、
ベッドの下から、
ギシッ。
と音がした。
全身の血が冷えた。
しかし怖くて確認できない。
そのまま布団をかぶり、朝を待った。
翌朝。
また音声ファイルがあった。
タイトルは、
「3:14-2」
再生すると、
自分の寝息。
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