高校生の優斗は、夜中に目が覚めた。
午前3時14分。
なぜか毎晩同じ時間に目が覚める。
その日もスマホを見ると、ちょうど3時14分だった。
「またか……」
寝返りを打とうとした時、部屋の隅から小さな音が聞こえた。
カチッ。
録音ボタンを押したような音。
優斗は顔を上げた。
真っ暗な部屋。
何も見えない。
しばらく耳を澄ませたが、それ以上音はしなかった。
気のせいだと思い、そのまま眠った。
翌朝。
スマホに見覚えのない音声ファイルが入っていた。
タイトルは、
「3:14」
だった。
誰かのいたずらだろうと思い再生した。
最初は無音。
その後、自分の寝息が聞こえた。
昨夜の録音らしい。
「なんだこれ」
笑いながら聞いていると、
30秒ほど過ぎたところで、
ザッ……
という雑音が入った。
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