家族が帰って来たのか。私は二段ベッドに付けていたカーテンを開ける。が、そこには何も居なかった。
おかしいなと思っていると、
「タッ…タッ…タッ…」
今度は私の部屋から足音が聞こえる。私は自分の部屋の方へ顔を向ける。けれどやはり、そこには何もいない。これを何度か繰り返した。どうやら私が見ている方向とは反対の部屋から足音が聞こえる様だ。
そこで私は閃いた。カーテンを両方とも開けてみればいいのだと。
さっそくやってみた。
すると、
「タタタッ」
二段ベッドの構造的に見えない所から足音がした。
ベッドから出ないと見えない。けれど私は眠かった為、カーテンを閉めて寝た。
確かに聞いた。
目を瞑り、意識が夢の中へ落ちてゆく中、
「ダダダダダダダッ!」
と頭の近くで走る音を。
翌日家族に聞くと、やはり私が足音を聞いた時間はまだ家に帰ってきていなかった。
それからも霊障は起きている。私の部屋の人形が倒れていたり、家に一人で居る時足音が聞こえる事がある。
そして、この話を「読んだ・話した・聞いた」方。お気をつけ下さい。
私の本は、読む又は所持した者の所で霊障が起きる。感染する様に。
この話に触れてしまった貴方にも、もしかすると災いが訪れるかもしれません。
* おまけ *
先日、二冊目も読み終わったのですがその日の夜は特に(ラップ音以外には)霊障は起きませんでした。
人によると思いますが、初回限定なのかもしれないです。(正直楽しみにしていたので残念です…)
ちなみに、この話を書いてる最中約四回程ラップ音が鳴りました。
また、面白い体験をしたら続きを書こうと思います。



























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