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呪い・祟り

プルプル布顚🍮さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

白蛇と腕時計
長編 2026/04/06 16:29 434view

 その後、私は道路で見つけた腕時計を警察に渡した。警察の方は「この前遺族の方に渡した筈なのに」と不思議がっていた。そして、私は警察の方にとあるお願いをした。

私「…濱野茂さんの遺品って他に残ってたりしますか?」

警官「?遺族の方が持ってらっしゃると思うのですが…」

私「あの、濱野茂さんのパソコンやスマートフォンの購入履歴を確認してください!」

警官「何故です?」

私「被害者・犯人と同じ高校に通っていたという女性に話を聞きました。どうやら、被害者・濱野茂は犯人・寺田拓真に虐められていたそうです。だから、なんとなく嫌な感じがして…」

警官「…分かりました。少し調べてみましょう。」

数日後。

警察の方から連絡が来た。

まず、パソコンの購入履歴にGPSや盗聴器があった事。遺品の中に動物の血液が付着したカッターが見つかった事。

…そして、以前濱野茂が住んでいたアパートの床下から大量の小動物の死骸が出てきた事。

どうやらその小動物の死骸は、生前濱野が創作していた作品の動物そのものだった様だ。

その後寺田は釈放された。これでもう、全ての謎は解けたのだろう。

…けれど、私はもう夜の散歩に行けそうに無い。何故なら…電柱の下、電灯に照らされている不気味な笑みを浮かべた男が、まだ其処に佇んでいるのだから。

ー ー ー ー ー 

 「おかあさん、ねむれないから、ちょっとさんぽいきたい!」

あれから十数年。結婚し、娘も生まれた。

私「ん〜、危ないから少しだけだよ?」

娘「うん!」

久しぶりの夜の散歩だ。星がちらちらと輝き、ひんやりした風が体を包み込む。

娘「おかあさん…」

急に娘の足が止まる。

私「どうしたの?」

娘は少し離れた電柱を指差す。

娘「あのおじさん…わらってる…」

娘の指差す電柱の下には、亀裂の入った、白いベルトの腕時計が落ちていた。

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