これは今から45年ほど前の話です。
今でもあるのですけど「日本近海フェリー」に車を乗せて、北海道一周を友人と
したんですよ。晴海ふ頭から乗って二日後の朝に苫小牧港について、そこから旅の
スタートでした。旅館など泊まらずテント積んで野宿の男二人。
まずは日高の牧場でハイセイコー見て海沿いをぐるりと周って行きます。
テントの野宿ですので、夕暮れでまだ明るいうちにテント張らないといけません。
三時頃には野宿の場所を探すわけです。
そうはいっても簡単に毎日見つかるわけでもなく、すぐに陽が落ちてしまうのですが
そうなると手探りでテント張らないといけなくなるのです。
周りが暗くなってから寝る場所を決めるのは実は危ないのです
朝、起きたら廻りに「熊出没注意」の立て札だらけだった事もありますし
河原の平らな場所にテント張って寝たら、地元のゲートボール場で朝から爺様ばあ様に
囲まれた事もあります。
そんなある日、その日は朝から雨でして、ずっと雨の中を走らせていたんです。
「今日は早めに寝る場所を決めよう。暗くなるが早いからな」と友人が言い、私は
地図を見ながら「この辺で今日は走るの止めておこう」と野宿の場所を検討つけて
いたのです。
雨は午後になっても降っていて、時に強く降りましたので、できれば屋根のあるような
平らな公園とかあれば助かるのにと車の窓から場所探しをするのです。
難しい字の下に「公園」と書いてある看板を見つけまして「公園ならいいな」と車を
入れたみると、広場に大きな屋根のある場所を見つけました。
どう表現すればいいのか、例えば「屋根つきの土俵」が広場にポツンとあるような
場所ですかね。
友人が「あれ、いいじゃないか?屋根もあるし」と言うのですが、私はどうも雰囲気
というか・・テント張ってはいけない場所のような気がして「うーん」と考えました。
とはいえ、屋根のある場所はこの雨の中でテント張る作業を考えると仕方ないのか
と思い直し「じゃ、あそこにしよう」と車を停めたのです。
傘を差しながらトランクからキャンプ道具を引きだして屋根の下に運び入れます
テントを広げて支柱を入れて立ち上げるのは慣れていますので数分で出来るのですが
問題は夜の食事準備なんですよね。レトルトカレーと米をアルミの鍋二つで作る
























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