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心霊

ゴンゾウさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

LINE通話、2025年11月
短編 2026/03/13 18:36 172view

証言者:山田真理(仮名)、23歳、大学生
場所:自宅(神奈川県横浜市)
面談日時:2026年1月25日、午後8時、対面
山田は、普通の大学生だった。明るく、社交的。しかし、彼女のスマートフォンには——削除できない「友達」がいる。

「2025年11月8日です。夜、11時くらい。私、部屋で課題やってました。」

「そしたら、LINEの着信が来たんです。音声通話。」

「見たら——知らない名前。『田中花子』って。でも、友達リストにそんな人いないし。」

「最初、無視しました。でも、着信が切れて、すぐまた来て。また切れて、また来て。5回くらい。」

「それで——イライラして、出ちゃったんです。『誰ですか?』って。」

「3秒くらい、無音でした。それから——」

「子どもの声が聞こえたんです。」

「『もしもし』って。女の子。たぶん、小学生くらい。」

「私、『間違えてますよ』って言いました。でも、女の子、こう言ったんです。」

「『お姉ちゃん、助けて』」

「私、『え?』って。そしたら、女の子、泣き始めて。『暗いの。怖いの。ここ、どこ?』って。」

「私、悪戯だと思いました。『知らないよ。親に聞いて』って言って、切りました。」

「でも——30秒後、また着信。同じ名前。」

「今度は無視しました。でも、着信が止まらない。10回、20回、30回——」

「私、怖くなって。ブロックしました。」

「それで、終わったと思ったんです。」

(彼女は、スマートフォンを取り出した。画面を私に見せた。)

「次の日の朝。LINEを開いたら——その『田中花子』から、メッセージが来てたんです。」

「ブロックしたのに。」

「メッセージは、こう書いてありました。」

「『なんで出てくれないの?暗いよ。寒いよ。お姉ちゃん、助けて』」

「私、完全にパニックになって。アカウントごと削除しようとしました。でも——」

「削除できないんです。そのアカウントだけ。『削除』ボタンを押しても、何も起きない。」

「それで、私、LINEのサポートに連絡しました。『変なアカウントが削除できない』って。」

「サポートから返信来ました。『そのようなアカウントは、あなたの友達リストに存在しません』って。」

「でも、確かにある。今も、ここに。」

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