俺の生まれ育った古里でも少子化の影響を受けて、小中学校の統廃合が進んでいる。俺はあの呪われた市内の3つの小学校が閉校になると聞いた時、嬉しさのあまり、天の神に祈りまで捧げた。
腹の立つことに、俺が通ったツレヒ小学校とイシモサ中学校は今でも存続している。いくら耐震工事をしてきれいな見た目になったとしても、あの空まで届く、禍々しい異様な雰囲気は隠しきれていないよなあ?あんな学校は学び舎などではなく、ただの不浄な場所だ。そんなところで過ごさざるをえない子どもさんや教職員さんが可哀想だから、早く自然な形で廃校になってほしい。そして、あの校舎はきれいさっぱり取り壊し、更地にしてほしい。
いじめの記憶は深く根を下ろし、その人の人生まで変えてしまう。理不尽な暴力によって受けた心の古傷の痛みを、俺は【ファントムペイン】と呼んでいる。こんな馬鹿な話は他にはないが、俺は今はもう遠く離れている人間達が怖いのだ。
先述した、いじめっ子のAやDに仕返しをした話も、俺の記憶のなかでしぶとく生きている奴らの残像に、カウンターパンチを食らわせてやっただけだ。
忌々しい元クラスメイト達の姿は今ではところどころ薄汚れて、もうあの意地の悪い顔もぼやけている。けれども、あいつらは今でもニヤ~リと悍ましく、不快な笑みを湛えて、相も変わらず俺に集団で危害をくわえようとしてくるのだ!まるで幽鬼のようなみすぼらしい姿になってまで俺に痛みを与える、元少年と元少女たち――かつてのクラスメイト達の幻影が、俺は未だに怖いのだ・・・・・・!


























花蘇芳(沈丁花)です。時間を戻すことなどできません。叩いて埃が出ない人なんかいません。ここで綺麗な御託を並べてばかりいた俺だって当てはまりますが、これからは真っ当に生きるしかありません。
花蘇芳(沈丁花)です。第9作『積もり積もった痛みの果てに』で、10/18に切実なコメントを頂戴したのに、お返事が出来なくて本当に申し訳ありませんでした。システムの都合で、俺の端末にコメントが反映されたのがなんと年明けでした。別の作品は第9作とはテーマが異なり、お返事をするタイミングが分からなかったので、返信ができずにいました。誠に申し訳ありませんでした。