中学の時の話です。
総合学習の時間で、身近な地域の歴史を調べることになりました。
私は親友のゆきちゃんと相談して、自宅近くの神社を調べることにしました。
神社の歴史は図書室の資料で調べて終わっていて、学校が神社に許可を取っているのであとは神社の写真を撮るだけ。
ゆきちゃんと放課後に神社の写真撮影をすることにしました。
なぜかその日は嫌な感じがしていたのですが、提出期限が迫っていたため渋々撮影に向かいました。
神社はいたって普通で、特におかしなところはありません。
しかし、鳥居をくぐったとき、自然と視線が右に惹きつけられました。
境内、奥に本殿とあり、その向かって右――――小さな祠がぽつんと立っています。
ちょうど百葉箱くらいのサイズなのですが、その後ろは竹林が茂っており、そのせいか祠の周りが異様に怖かったことを覚えています。
ゆきちゃんはあまり気にならないようで、本殿の鈴をならして二礼二拍手一礼したあと、ついでだと言って祠の鈴をならしました。
ゆきちゃんと撮影を手分けすることになり、祠を見ないように神社の写真を撮影していました。
ゆきちゃんと合流して、撮影した写真を確認した時、ふと違和感に気づきます。
そのうちの一枚、ふざけたゆきちゃんがこっそり私を撮影した写真が出てきました。
苦笑しながら写真を眺めていると違和感に気づきます。
例の祠の後ろ、竹林の当たりに白い服の髪の長い女の人が立っているのです。
その視線の先には、私。
この神社は町の中心にある大きな神社が管理を兼務しているので、普段は神主さんが不在です。
なので、神主さんはもちろん巫女さんがいるはずありません。
ゆきちゃんと顔を見合わせると、竹林の方に視線を感じました。
目をやると例の女の人が、首を左に90度曲げた状態で、まばたきもせずにこちらを見つめています。
女の人はこちらにゆっくりと歩きだしてきます。
―――この人、私のことを見ている
そう気づいたとき、私とゆきちゃんは走り出しました。
境内を抜けて、鳥居をくぐった瞬間。なんだか安心感がありました。
―――これでもう大丈夫
そう思って二人同時に神社を振り返ると。
鳥居の前に女性が立っていました。
遠目だったのではっきりとはわかりませんが、何かしゃべっているようで、口が動いていました。
「え?」



























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