知らない双子姉妹
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短編
2025/01/02
04:02
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新年が明けたから久しぶりに実家に帰った。
自分の仕事の都合とコロナもあって行くのは実家に帰るのは
5年ぐらいぶりだった。
俺「ただいまー」
母「久しぶりね、ゆっくりしていき」
少し訛りがある母の声を聞くと安心した。
椅子には母、父、妹、妹の子供、兄貴の嫁が
すでに座っていた。
テーブルには飯がはみ出しそうなくらい置いてあって
かなり豪華だった。母が作ったのだろう。
適当に乾杯して俺は食べ始めた。
母「相変わらずよく食うなぁ」
俺「まぁ一人暮らしでまともなもん食ってなかったし」
かなり俺は食う割にやせ体質でよく羨ましがられた。
俺以外の家族は結構太っていて、親父は一見やせ型に
見えるがお腹がぽっこりしておりタヌキ体形で
今なお継続中の模様だ。
前と変わらない体形に少し安心感を覚えた。
妹の子供は女の子で小学3年生ぐらい。
好き嫌いが激しい年頃なのか嫌いな食べ物はよけて食べている。
妹がそれに気づいて好き嫌いしないで食べなさいとか言って勝手に
皿に野菜ばっか乗せてた。
テレビで丁度新年度スペシャルがやってたからぼんやり
眺めてたらいきなり音がした。
ガチャッとドアがいきなり開いて知らない人が入ってきた。
いいや知らない人じゃない
これ兄貴だ。
見ると以前は80後半の体重があった兄貴がかなりやつれている。
ダイエットしてやせたとか言えるレベルじゃなくて驚いた。
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