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呪い・祟り

ねこじろうさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

S村からの電話
長編 2024/09/01 07:58 18,309view
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この話はお盆に実家のある九州F市に帰郷した際、旧友に聞いた話。

※※※※※※※※※※

夕方くらいに実家近くの居酒屋で学生時代の友人田嶋と会った。

田嶋とは中高と同じ学校で仲良くしてたが、高校を卒業後、彼は大阪府北部のM市にある会社に就職。

俺は東京の大学に進学しそのまま就職したため、それ以来の本当に久しぶりの逢瀬だった。
互いに今年50になる。

カウンターの端に二人並び座り、懐かしい再会を祝してジョッキで乾杯する。

日焼けした丸顔をほんのりピンクに上気させながら、田嶋が言う。

「実はさあ俺、もう15年以上前からこっちで実家の家業を手伝ってるんだ」

「え、お前、大阪の会社辞めたのか?」

「ああ、いろいろ事情あってな」

そう言って彼はちょっと意味ありげな様子で俯いた。

その時何かただならぬものを感じた俺は、

「もし良かったら、その事情とやらを教えてくれないか?」

と彼の思い詰めたような横顔に尋ねる。

田嶋はぐいとジョッキの残りを飲み干すと語りだした。

※※※※※※※※※※

「一月前なんだけど、大阪に行ってきたんだ。

目的は二つあって、
一つはある施設で人に会うため、
もう一つはある場所に行くためだ」

「施設って何の施設だよ?」

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コメント(3)
  • 怖かったですヽ⁠༼⁠⁰⁠o⁠⁰⁠;⁠༽⁠ノ

    2024/09/28/21:33
  • お祓いしてもらえばいいのに。

    2024/10/01/10:02
  • コメントありがとうございます。
    ━ねこじろう

    2024/10/04/09:07

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