奇々怪々 お知らせ

ヒトコワ

誠也 としひらさんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

ジュースのおばさん
長編 2024/07/15 03:49 27,700view
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それから、1時間ぐらい経った頃だった。

Cとおばさんが歩いて向かった団地の方から全速力で走ってくる男の子がいた。

俺たち3人は、あれ?誰だ?と思っているとすぐにそれはCという事に気づいた。

こっちまで来た時、Cは泣いている事に気づいた。

Cは俺たちの元へ来ると思いきや、そのまま走り去ろうとした。Cはその時、去り際に俺たちに、

「逃げろ」

とだけ言って走っていった。

俺達はただならぬ予感を感じ、自転車や野球道具をほったらかしてそのままCを追いかけた。

丸々太っていたCだから俺達はすぐに追いついた。走りながら俺たちはCに聞いた。

A「おい!C!大丈夫か!?何かされたのか?」

Cは息を切らしながら言った。
C「あいつ…ヤバい…。」
B「おばさんか!?おばさんにやられたのか?」
C「ころされる…逃げる…」

Cの泣き顔が状況のヤバさを物語っていた。

そして俺は、ある気配を後ろの方に感じた。
まさかと思って振り返った時、心臓が止まりかけた。

公園から、あのジュースのおばさんが追いかけてきていた。
束ねている髪もほどけてグシャグシャになり、目も俺たちの方をジッと睨んでいた。

俺「ヤバい…おばさんが来てる…!来てる!」

A「くそ…おい!あそこに行くぞ!隠れ家だ!」
Aは俺達の先頭に立ってまたスピードを上げた。

隠れ家とは公園の近くにあるマンションで、雨が降った時の俺たちの遊び場である。そのマンション内の階段の一番下に子供何人かが隠れることが出来るスペースがある。
かくれんぼや鬼ごっこで俺たちはそのスペースを度々利用していた。

俺たち4人はその場所へ向かい、一目散にそのマンションの、隠れ家へと身を潜めた。

俺たちは小さく呼吸を繰り返し整えながら、Cを落ち着かせた。

Cは涙と鼻水で顔がグシャグシャになっていた。

A「もう大丈夫だぞ、C。良かったな。」
B「おばさんに…何されたんだ?C」

Cはヒクヒクさせながら、団地に向かった後の出来事を話し始めた。

6/12
コメント(9)
  • 面白かったです、でも悲しい話ですね

    2024/07/15/09:25
  • ん~?

    2024/07/22/17:32
  • 2024/07/22/22:16
  • 子供から目を離すな!
    韓国人て怖すぎる

    2024/07/24/07:25
  • 子供から目を離した自分い悪いのに韓国人て怖すぎ

    2024/07/24/07:27
  • 「危険な好奇心」に似てる

    2024/07/24/09:23
  • パクさんですか

    2024/07/25/23:41
  • こう言う親って人のせいにするよね。
    とうや君は別に息子をしに追いやったわけでもないのに逆恨みもいいところ。可愛そうすぎ。
    飛び出した本人とそれを見てない親が悪い

    2024/08/03/16:46
  • kポップ好きだけどこの話聞くと韓国が怖い。😱

    2024/08/15/01:57

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