ショート・ドリーミング(加筆修正版)
投稿者:kana (210)
最近見た夢はちょっと怖い感じでした。
自分は若いアメリカ人になっていて、みんなテンガロンハットをしているので、
たぶん舞台はテキサス州とか、その辺のどこかなのでしょう。
古いけど割と大きなお屋敷で、家の外壁は木で出来ており、水色のペンキで塗られていました。室内の内装は赤茶色の壁紙で、小さな花のような模様がたくさん入っています。
その室内で、男女数人が土足のまま家に上がってソファなどでくつろいでいます。
話の内容は遺産相続の話でした。
その中で、親戚の誰々を殺そうなんていう相談を始めるのです。
ひとりがチェストから拳銃を取り出してきました。
コルト・シングルアクション・アーミーです。
西部劇などでよく見る45口径の古い拳銃です。
それを囲みながらみんなで相談していました。
自分はその連中の顔を眺めまわしていたのですが、その時に部屋の隅に
もう一人、誰かいるのを見つけました。ただ、そいつは人間ではありません。
真っ黒な影のような存在で目だけが光って見えます。
そいつがこっちをじっと・・・不思議そうな目で見てきます。
「なぜおまえのような奴がここにいる!?」
そう、頭の中に語り掛けてきます。
その瞬間背筋がゾクっとして、ボクはまるで悪夢から飛び起きるようにして
ウトウトから目を覚ましました。心臓がドキドキしています。冷や汗ものです。
たぶんアレは、死神か悪魔なのではないでしょうか。危ないところでした。
ちなみにですが、ボクは子供の頃からよく勘が働くようで、
予言めいたことをしてしまいがちです。
この夢を見た数日後には、アメリカのハリウッドスターが西部劇の映画を撮ろうとして
空砲の入った拳銃を触っていて暴発、スタッフ2名が死亡する事故が起きました。
ニュースでは拳銃の事を詳しく語っていませんでしたが西部劇ですからね。
おそらくテンガロンハットをかぶってコルト・シングルアクション・アーミーを使っての暴発だったんだろうな、と思ってます。
この事件は空砲だったのに弾が出るという未だに謎の多い事故ですが、
願わくば、誰かの遺産相続が絡んだ計画殺人でないことを祈るばかりです。
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