【古代人事件】-事件記者 朽屋瑠子-
投稿者:kana (210)
「朽屋さ~~~ん!!今行きますよーー!!」
「え?・・・あの彼、来ちゃったの?」
「うぐぉぶぼぼ・・・」言葉にもならない叫びを喉の奥から出しながら、黒い男はドロドロに腐って溶けていった。
「ハァ、ハァ・・・ベールゼブブの呪い・・・か」朽屋が一言つぶやいた。
彼が息を切らして階段を登ってくる。
「ハァハァ、朽屋さん!助っ人に来ました!!」モップを振りかざしながら彼が叫ぶ。
「あ、あれ?あのバケモノは??」
「もう大丈夫だよ、やっつけたから・・・」
「えっ?朽屋さんが??」
「はぁ~安心したら・・ちょっと・・・疲れちゃった・・・」
ペタンと腰を落としてぐったりする朽屋。
「えっ、あっ、・・・く、朽屋さん、あの・・・ボクがオンブして休憩室まで連れて行きますから、背中につかまってください!」
「あ、ありがとう・・・」半分意識が朦朧とする朽屋。
カランと音を立てて短槍を落とす朽屋。その音を自分が手放したモップの倒れた音だと勘違いして気付かない彼。
朽屋瑠子のぬくもりを感じながら、急いで元来た道を帰る会社員の青年。
その二人を物陰からじっと見ていた人物がいた。
今まで戦いが繰り広げられていた現場に、革靴の男が入って来た。
朽屋の落とした短槍をジムニーのルーフキャリアにしまいながらつぶやいた。
「お見事です、朽屋さん。でも、相変わらずですね。攻撃力は抜群なのに、あれじゃ防御力ゼロですね。危ういなぁ・・・」
・・・・・・
公園から会社の事務所まで170メートル。成人女性を一人おぶって、速足で駆ける青年。
そのまま階段を登って2階の休憩室へ。
「ハァハァハァ、着きましたよ、朽屋さん!」
とりあえず、座布団三枚をならべてそこに朽屋を寝かせる。
「やべぇ・・・意外と体力無くなってるオレwww」息を整えながら朽屋の横顔を見る青年。
(・・・か、かわいいなぁ、朽屋さん・・・ちょっとボーイッシュなトコがまた・・・)
なんだかだんだん、吐息を出す朽屋のピンクの唇に目がいってしまう。
つい、じーーっと見つめてしまう彼。
「く、朽屋さん・・・ち・・・ちゅうしても、いいかな・・・」
kamaです。
最初、違う作品とくっつけたまま投稿してしまって17ページくらいになっててビビりました。
現在修正して9ページです。よろしくお願いします。
このお話の前日譚として、私の作品「黒くて伸びる人」を御一緒に読まれると、おもしろさも倍増です。また、「事件記者-朽屋瑠子ー」シリーズはこれで三作品目ですので、合わせて読まれると世界観が広がって楽しいと思います。
よろしくおねがいします。
kamaです。
読み返すと改行位置以上とか、誤字脱字や「」で閉じられてなかったりとさんざんで、
何度も編集かけました。読んでる途中の方、読みづらくて大変申し訳ありませんでした。
以後も誤字脱字などありましたらお知らせください。
よろしくお願いします。
あ、9ページから編集して8ページに減らせました。
怖いというより楽しいです
↑kamaです。ありがとうございます。
楽しくて何よりです。
ネタが豊富な先生の事ですから次回作に期待します。
↑kamaです。ありがとうございます。
ちょっとずつ、イロイロ出していきますのでお楽しみに。
これ、最後、クッチャルコさん、やってますねぇ。
やってますよねぇ、コレ?彼と。
楽しく読ませてもらいました。続編が楽しみです。
楽しく読ませた頂いたんですけど 失礼ですが読んでる途中に中二病だt((殴
↑kamaです。朽屋瑠子シリーズはネタ満載でお送りしております。楽しんでください(笑)