青年はあっけに取られて、あやうくチー牛を落としそうになった。
「こ、これは・・・け、警察、いや、朽屋さんを助けにいくべきか・・・いや無理無理無理無理」
モニターを凝視する彼。
「や、やっぱ、たたた助けに行かなきゃ!」
掃除ロッカーの中にあったモップを手にすると、青年は一目散に公園に走った。
・・・・・・
「うぉぉぉぉぉぉ」叫びながら襲ってくる狂戦士。
何度かの激しい攻防。火花が散る。
狂戦士の鉈が上から振り下ろされる。だが、それを逃げずに前に出る朽屋!
短槍の切っ先が狂戦士の鉈を持っている右手首ごと切り上げる。
回転しながら飛んでいく鉈と手首。
間髪入れずに槍を横に滑らせる。短槍の青く輝く刃が蓑の中に入って行く。
槍から手を離す朽屋。そして一歩飛びのきながら天を指さして叫んだ!
「ライトニングボルト!!」
その瞬間、雷鳴が鳴り響き、電撃が狂戦士を激しく襲う!
耳をつんざくほどの衝撃音と光が収まると、狂戦士は膝からゆっくりと崩れ落ちた。
「ぐふっ!!」脇を押さえて倒れ込む黒い男。どうやら肝臓のあたりに深く刃が入り込み、
さらに先ほどの電撃で体中がズタボロになったようだ。
「ハァ、ハァ・・・」朽屋も息を切らしながら、やっとの思いで短槍の刃を抜く。
「固いし、重いし・・・しんど・・・」
倒れた黒い男が息も絶え絶えに朽屋に問う。
「オ、オレは、死ぬのか・・・?」
「ハァ、ハァ・・・だからね、アンタ、2500年前にもうとっくに死んでんのよ」
「そ、そうなのか・・・とっくに死んでいたのか・・・」
「もう天国には行けないよ。この槍には呪いが封じてあるからね・・・さよなら・・・ハァハァ」
朽屋は腰にあったレシーバーを取ってどこかに連絡を入れた。
「・・・朽屋、状況終了・・・」
その時、あの会社員の声が聞こえてきた。
























kamaです。
最初、違う作品とくっつけたまま投稿してしまって17ページくらいになっててビビりました。
現在修正して9ページです。よろしくお願いします。
このお話の前日譚として、私の作品「黒くて伸びる人」を御一緒に読まれると、おもしろさも倍増です。また、「事件記者-朽屋瑠子ー」シリーズはこれで三作品目ですので、合わせて読まれると世界観が広がって楽しいと思います。
よろしくおねがいします。
kamaです。
読み返すと改行位置以上とか、誤字脱字や「」で閉じられてなかったりとさんざんで、
何度も編集かけました。読んでる途中の方、読みづらくて大変申し訳ありませんでした。
以後も誤字脱字などありましたらお知らせください。
よろしくお願いします。
あ、9ページから編集して8ページに減らせました。
怖いというより楽しいです
↑kamaです。ありがとうございます。
楽しくて何よりです。
ネタが豊富な先生の事ですから次回作に期待します。
↑kamaです。ありがとうございます。
ちょっとずつ、イロイロ出していきますのでお楽しみに。
これ、最後、クッチャルコさん、やってますねぇ。
やってますよねぇ、コレ?彼と。
楽しく読ませてもらいました。続編が楽しみです。
楽しく読ませた頂いたんですけど 失礼ですが読んでる途中に中二病だt((殴
↑kamaです。朽屋瑠子シリーズはネタ満載でお送りしております。楽しんでください(笑)