私が社会人に成り立ての頃、友人家族と夏に川へバーベキューへ行った時の話です。
私達一行は、午前中からバーベキューをして川辺で楽しんでいました。しかし、マナーは悪かった点は多々ありました。ゴミを散らかしてそのまま。周りのバーベキュー利用者へは変に絡んでいる。その川は流れが速く、特に昼頃には流れが速くなってくるので、釣り人や川を泳いでいる人は警戒しないといけないと注意は受けていました。
私の友人家族の男の子は、泳ぐのが好きでした。なので、浮き輪を使わずに、慣れた泳ぎをしていました。私達は時々、その男の子を見ては、バーベキューで飲み食いしていました。
昼頃になると、やはりその日も川の流れが速くなってきました。わー。という男の子の叫び声が聞こえると、川に流されている姿を目の当たりにしました。私は直ぐに近くにあった浮き輪を彼の近くまで泳いでいき、投げて何とか彼は浮き輪に捕まり一命はとりとめました。
彼の親、私の友人夫婦も何とかホットした感じで、一時が過ぎていました。近くにこの地域の年配の案内人がいました。直ぐに私はこの川は水難事故が多いのですか。と尋ねると、年配の案内人の人は、昔からこの川辺は流れが急に速くなる事が多い。なので水難事故が多いと。亡くなった人の中には、川の流れが速く川の中に生き埋めになった人も何人もいる。と語っていました。
先程の男の子の足を見たら、人の手の痕が何箇所も付いていました。何だ。と彼や周りの人達も気味悪く感じました。他にも帰り際、川の中にポツン。と１人男の子が立っていて、気味悪い光景を目の当たりにしました。やはり川の自然の世界も、魔物の様な幽霊がいるのかと感じました。
それ以来、私やその友人家族は川で遊ぶ際は、ちゃんとお祈りをして、マナーは守る。反省する様になりました。それ以来は他の川でも特に怖い体験はなくなりました。。
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